Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


19.1.5 実行環境での設定(J2EEサーバ単位の設定)

EJB 2.1またはServlet 2.4のモジュールに対するアノテーション参照抑止機能の定義は,J2EEサーバ単位に設定します。設定した内容は,そのJ2EEサーバにデプロイされているすべてのJ2EEアプリケーションに適用されます。

J2EEサーバ単位でアノテーションの参照を抑止する設定は,簡易構築定義ファイルを編集して行います。論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,次のパラメタで設定します。

キー名称

内容

省略値

導入されたバージョン

ejbserver.deploy.applications.metadata_complete

アノテーションを記述できるアプリケーションのうち,次のアプリケーションでアノテーション参照抑止機能を有効にするかどうかを指定します。

  • EJB 2.1

  • Servlet 2.4

trueを指定した場合:

アノテーションを参照しません。

falseを指定した場合:

アノテーションを参照します。

false

07-50

このパラメタは,usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)にも指定できます。

アノテーションの参照を抑止する設定をした場合,設定したJ2EEサーバの起動時に,アノテーションの参照を抑止することを示すメッセージが出力されます。J2EEサーバ起動前または起動後にアノテーションの参照を抑止しているかどうかの設定を確認する場合は,簡易構築定義ファイルの<configuration>タグ内のパラメタ「ejbserver.deploy.applications.metadata_complete」に設定された値を参照してください。

注意事項

J2EEサーバでejbserver.deploy.applications.metadata_completeにtrueを指定した場合,アノテーションを記述したEJB 2.1またはServlet 2.4のモジュールを含むJ2EEアプリケーションは使用できなくなります。

簡易構築定義ファイルおよびパラメタについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.3 簡易構築定義ファイル」を参照してください。

usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.2.3 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。