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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


12.3.9 embeddable以下の要素

次に示す要素と属性は,要素や属性の対象である埋め込み可能クラスだけに適用されます。

〈この項の構成〉

(1) <embeddable>

embeddable要素は,永続化ユニットの埋め込み可能クラスを定義します。

機能および属性の詳細については,「8.22 javax.persistenceパッケージに含まれるアノテーションのサポート範囲」を参照してください。

指定できる属性を次の表に示します。

表12‒50 <embeddable>の属性

属性名

任意/必須

説明

class

xsd:string

必須

埋め込み可能クラスのクラス名。

access

orm:access-type

任意

access属性は,埋め込み可能クラスのアクセスタイプを定義します。access属性は,埋め込み可能クラスに与えたpersistence-unit-defaults要素(デフォルトとして指定した要素)やentity-mappings要素(永続化ユニット全体に有効な要素)で指定したアクセスタイプを上書きします。※1

metadata-complete※2

xsd:boolean

任意

metadata-complete属性がembeddable要素自身に指定されたら,埋め込み可能クラスや,埋め込み可能クラスのフィールドやプロパティに指定されたアノテーションは無視されます。

metadata-completeがembeddable要素に指定され,XML要素が省略されると,デフォルト値が有効になります。

注※1 指定値には,PROPERTYまたはFIELDを指定します。エンティティクラスのフィールドに対するアクセス方法の指定については,「8.12.3 エンティティクラスのフィールドに対するアクセス方法の指定」を参照してください。

注※2 アノテーションが指定されている場合,この要素を指定することによって,KDJE55532-Wのメッセージが出力されることがあります。

(2) <basic>

basic要素は,フィールドやプロパティで指定したマッピングを上書きします。

機能および属性の詳細については,「8.22 javax.persistenceパッケージに含まれるアノテーションのサポート範囲」を参照してください。

指定できる属性を次の表に示します。

表12‒51 <basic>の属性

属性名

任意/必須

説明

name

xsd:string

必須

型をマッピングするメソッドまたはフィールド。

fetch

orm:fetch-type

任意

8.22.5 @Basic」のfetch属性を参照してください。

optional

xsd:boolean

任意

8.22.5 @Basic」のoptional属性を参照してください。

(3) <transient>

transient要素は,フィールドやプロパティで指定したマッピングを上書きします。

機能および属性の詳細については,「8.22 javax.persistenceパッケージに含まれるアノテーションのサポート範囲」を参照してください。

指定できる属性を次の表に示します。

表12‒52 <transient>の属性

属性名

任意/必須

説明

name

xsd:string

必須

永続的でないプロパティまたはフィールド。