Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


6.4.2 実行環境での設定(J2EEサーバの設定)

リクエスト処理スレッド数の制御の定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。

簡易構築定義ファイルでのリクエスト処理スレッド数の制御の定義について次の表に示します。

表6‒7 簡易構築定義ファイルでのリクエスト処理スレッド数の制御の定義

指定するパラメタ

設定内容

webserver.connector.inprocess_http.init_threads

J2EEサーバ起動時に作成するリクエスト処理スレッド数を指定します。

webserver.connector.inprocess_http.min_spare_threads

予備スレッドの最小値を指定します。予備スレッド数が指定した最小値より少ない場合は,リクエスト処理スレッドが追加されて予備スレッドとしてプールされます。

webserver.connector.inprocess_http.max_spare_threads

予備スレッドの最大値を指定します。予備スレッド数が指定した最大値より多い場合は,余分な予備スレッドが削除されます。予備スレッドの最大値をWebクライアントからの接続数の最大値と同じ値にすることによって,一度作成したリクエスト処理スレッドを削除しないで使い続けることができます。

webserver.connector.inprocess_http.keep_start_threads

J2EEサーバ起動時に作成したリクエスト処理スレッドを維持するかどうかを指定します。

簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細は,「第3編 リファレンス(V9互換モード)」を参照してください。