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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


8.20.2 JMS Connectionインタフェースのトレース取得ポイントと取得できるトレース情報

〈この項の構成〉

(1) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8‒124 JMS Connectionインタフェースでのトレース取得ポイントの詳細

イベントID

図中の番号

トレース取得ポイント

レベル

0xA60E

1

Connection.createSession(transacted,acknowledgeMode)の処理開始

A

0xA60F

4

Connection.createSession(transacted,acknowledgeMode)の処理終了

A

0xA610

1

QueueConnection.createQueueSession(transacted,acknowledgeMode)の処理開始

A

0xA611

4

QueueConnection.createQueueSession(transacted,acknowledgeMode)の処理終了

A

0xA612

1

TopicConnection.createTopicSession(transacted,acknowledgeMode)の処理開始

A

0xA613

4

TopicConnection.createTopicSession(transacted,acknowledgeMode)の処理終了

A

0xA614

5

Connection.close()処理の開始

A

0xA615

8

Connection.close()処理の終了

A

0xA616

2

セッション作成直前のCJMSPブローカーによる呼び出し

A

0xA617

3

セッション作成直後のCJMSPブローカーによる呼び出し

A

0xA618

6

コネクションの切断直前のCJMSPブローカーによる呼び出し

A

0xA619

7

コネクションの切断直後のCJMSPブローカーによる呼び出し

A

(凡例)A:標準

注※ 図8-81の番号と対応しています。

JMS Connectionインタフェースでのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8‒81 JMS Connectionインタフェースのトレース取得ポイント

[図データ]

(2) 取得できるトレース情報

JMS Connectionインタフェースで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8‒125 JMS Connectionインタフェースで取得できるトレース情報

図中の番号

イベントID

レベル

取得できる情報

インタフェース名

オペレーション名

オプション

1

0xA60E

A

トランザクション

Ack モード

0xA610

A

0xA612

A

2

0xA616

A

3

0xA617

A

4

0xA60F

A

0xA611

A

0xA613

A

5

0xA614

A

6

0xA618

A

7

0xA619

A

8

0xA615

A

(凡例)A:標準 −:該当なし

注※ 図8-81の番号と対応しています。

注意事項

イベントIDの0xA618と0xA619はMessage-driven Beanアプリケーションを停止している間にも出力されます。

参考

Acknowledgementモードは数値で出力されます。数値は,Acknowledgementモードの種類ごとに対応しています。対応を次に示します。

  • AUTO_ACKNOWLEDGE = 1

  • CLIENT_ACKNOWLEDGE = 2

  • DUPS_OK_ACKNOWLEDGE = 3

  • SESSION_TRANSACTED = 0

それぞれのモードの数値はJMS仕様で定義されています。