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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


17.10.2 1:1系切り替えシステムの停止

1:1系切り替えシステムの停止手順について説明します。

ここでは,次の二つの場合の停止手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 実行系と待機系の両方のホストを停止する場合

実行系と待機系の両方のホストを停止する場合の手順を次に示します。

  1. 運用管理エージェントを停止するスクリプトで,運用管理ドメイン内の論理サーバを一括停止する設定にしていない場合は,実行系のホストの各論理サーバを停止します。

    運用管理エージェントを停止するスクリプトで論理サーバを停止する設定にしている場合は,不要な手順です。論理サーバの停止方法については,次のマニュアルを参照してください。

    • J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合

      マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「4.1.4 システムの停止方法」を参照してください。

    • バッチアプリケーションを実行するシステムの場合

      マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「6.1.4 システムの停止方法」を参照してください。

  2. 実行系のホストでmonendコマンドを実行して,実行系のホストの運用管理エージェントを停止します。

    # monend サーバの識別名

    下線部分には,serversファイルのオペランド「alias」に指定されているサーバの識別名を指定します。

    これによって,実行系のホストの運用管理エージェントが停止します。また,HAモニタによって待機系に自動的に停止指示が出され,待機系のホストの運用管理エージェントも停止します。

なお,アプリケーションサーバの1:1系切り替えシステムの場合,運用管理サーバを使用しているときは,運用管理サーバは最後に手動で停止します。運用管理サーバの停止方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「4.1.3 システムの停止手順」およびマニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「4.1.4 システムの停止方法」を参照してください。

参考

serversファイルの定義(HAモニタでのサーバの環境設定)については,「17.6.6 サーバ対応の環境設定」,または「17.7.7 サーバ対応の環境設定」を参照してください。

(2) 待機系のホストだけ停止する場合

実行系は停止しないで待機系で待機状態をやめる場合は,待機系のホストで次のコマンドを実行します。

# monsbystp サーバの識別名

下線部分には,serversファイルのオペランド「alias」に指定されているサーバの識別名を指定します。