Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


15.2.2 相互スタンバイで運用するシステムとは(相互系切り替えシステム)

相互系切り替えシステムとは,1:1系切り替えシステムの構成で,2台のサーバがそれぞれ現用系として動作しながら,互いの予備系になるシステムです。アプリケーションサーバでは,アプリケーションサーバの相互切り替えシステムでの運用をサポートしています。

相互系切り替えシステムでは,各サーバでそれぞれJ2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションを動作させて,障害が発生した場合は自動的に相互の待機している系に切り替えて業務を続行します。また,1:1系切り替えシステムの場合と同様に,障害が発生しなくても実行中のシステムに予防保守,その他必要があるときには,オペレータの操作によって待機している系に計画的に切り替えることができます。

相互系切り替えシステムの詳細については,「18. 相互系切り替えシステム(クラスタソフトウェアとの連携)」を参照してください。