Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


6.9 監査ログ出力の設定

この節では,監査ログを出力するために必要な設定について説明します。監査ログを出力する機能については,「6.3 監査ログとは」を参照してください。

また,ここでは,監査ログの動作に関する情報が出力される,監査ログのメッセージログ,および監査ログの例外情報の出力に関する設定についても説明します。監査ログのメッセージログ,および監査ログの例外情報の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「4.3.4 監査ログで出力するログの取得」を参照してください。

監査ログ,監査ログのメッセージログ,および監査ログの例外情報の出力についての設定は,製品のインストール単位に設定します。

なお,監査ログの格納場所を変更したい場合は,それぞれのログの設定をする前に,次の環境変数をシステム環境変数に設定しておいてください。

COSMINEXUS_AUDITLOG_CONF=”<監査ログ定義ファイルの格納場所のパス>”

また,監査ログを出力する場合は,この節で説明している手順を必ず実施してください。この節で説明している手順を実施しなかった場合,監査ログ定義ファイルに設定した,出力ディレクトリや監査ログファイルに対するアクセス権が適用されません。監査ログ定義ファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「11.2.1 監査ログ定義ファイル」を参照してください。それぞれのログの設定手順を次に示します。

  1. 監査ログ定義ファイルを編集します。

    監査ログ,監査ログのメッセージログ,および監査ログの例外情報について,出力の有無やそれぞれのログの出力先などを,監査ログ定義ファイルのプロパティに設定します。

    監査ログ定義ファイルに設定できるプロパティの詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「11.2.1 監査ログ定義ファイル」を参照してください。

  2. 監査ログセットアップコマンド(auditsetupコマンド)を実行します。

    監査ログセットアップコマンドを実行すると,監査ログ,監査ログのメッセージログ,および監査ログの例外情報に必要なアクセス権限が自動で設定されます。監査ログセットアップコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「12.2 監査ログの設定で使用するコマンドの詳細」を参照してください。

    監査ログセットアップコマンドの実行例を次に示します。

    Windowsの場合

    C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\common\bin\auditsetup.exe

    UNIXの場合

    /opt/Cosminexus/common/bin/auditsetup