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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


6.7.2 バッチサーバで使用するコマンドの監査ログの出力ポイント

バッチサーバで使用するコマンドの監査ログの出力ポイントについて説明します。

ここでは,バッチサーバで使用するコマンドのうち,cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンド,およびcjlistjobコマンドの監査ログの出力ポイントについて説明します。

バッチサーバで使用するそのほかのコマンドについては,「6.7.1 J2EEサーバで使用するコマンドの監査ログの出力ポイント」の次の表に示した個所を参照してください。

表6‒19 バッチサーバで使用するそのほかのコマンドの参照先

バッチサーバで使用するコマンド

参照先

サーバプロセスを起動・停止するコマンド(サーバ管理コマンド以外)

6.7.1(1)

サーバプロセスを起動・停止するコマンド以外のコマンド(サーバ管理コマンド以外)

6.7.1(2)

サーバ管理コマンド(cjresetsv以外のサーバ管理コマンド)

6.7.1(3)

サーバ管理コマンド(cjresetsv)

6.7.1(4)

注※ 「6.7.1(3) サーバ管理コマンド(cjresetsv以外のサーバ管理コマンド)」で説明しているコマンドのうち,バッチサーバで使用できるのは次のコマンドだけです。

cjclearpool,cjcopyres,cjdeleteres,cjdeployrar,cjexportapp,cjexportrar,cjgetrarprop,cjgetresprop,cjimportres,cjlistpool,cjlistrar,cjlistres,cjlistthread,cjresumepool,cjsetrarprop,cjsetresprop,cjstartrar,cjstoprar,cjstopthread,cjsuspendpool,cjtestres,cjundeployrar,cjunmapsec

〈この項の構成〉

(1) バッチアプリケーションのスケジューリング機能を使用しない場合

バッチアプリケーションのスケジューリング機能を使用しない場合の監査ログの出力ポイントについて説明します。

cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンド,およびcjlistjobコマンドの監査ログの出力ポイントを次の図に示します。

図6‒8 監査ログの出力ポイント(cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンド,およびcjlistjobコマンド)

[図データ]

この図に示した監査ログの出力ポイントと出力される監査ログのメッセージIDの対応を次の表に示します。

表6‒20 監査ログの出力ポイントとメッセージIDの対応(cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンド,およびcjlistjobコマンド)

コマンド

図中の番号

出力される監査ログのメッセージID

cjexecjob

1

KDJE54156-I

4

KDJE54157-I

KDJE54158-E※1

cjkilljob

1

KDJE54162-I

4

KDJE54163-I

KDJE54164-W

cjlistjob

1

KDJE54170-I

4

KDJE54171-I

KDJE54172-E※2

cjstartsv(cjexecjobコマンド実行時)

2

KDJE54159-I

3

KDJE54160-I

KDJE54161-E※3

cjstartsv(cjkilljobコマンド実行時)

2

KDJE54165-I

3

KDJE54166-I

KDJE54167-E

cjstartsv(cjlistjobコマンド実行時)

2

KDJE54174-I

3

KDJE54175-I

KDJE54176-E

注※1 KDJE54158-Eは次の場合に出力されます。

  • 指定したサーバが見つからないなどの原因でバッチの実行に失敗した場合

  • バッチの実行時,0以外の終了コード,またはJavaVM終了メソッドに指定した引数以外が出力された場合

注※2 KDJE54172-Eは次の場合に出力されます。

  • mainメソッドが見つからないなどの原因でバッチの実行に失敗した場合

注※3 KDJE54161-Eは次の場合に出力されます。

  • mainメソッドが見つからないなどの原因でバッチの実行に失敗した場合

  • バッチの実行時,0以外の終了コード,またはJavaVM終了メソッドに指定した引数以外が出力された場合

(2) バッチアプリケーションのスケジューリング機能を使用する場合

バッチアプリケーションのスケジューリング機能を使用する場合の監査ログの出力ポイントについて説明します。

(a) cjexecjobコマンドの監査ログの出力ポイント

cjexecjobコマンドの監査ログの出力ポイントを次の図に示します。

図6‒9 監査ログの出力ポイント(cjexecjobコマンド)

[図データ]

この図に示した監査ログの出力ポイントと出力される監査ログのメッセージIDの対応を次の表に示します。

表6‒21 監査ログの出力ポイントとメッセージIDの対応(cjexecjobコマンド)

コマンド

図中の番号

出力される監査ログのメッセージID

cjexecjob

1

KDJE54156-I

3

KDJE54168-W

5

KDJE54157-I

KDJE54158-E※1

cjstartsv(cjexecjobコマンド実行時)

2

KDJE54159-I

4

KDJE54160-I

KDJE54161-E※2

注※1 KDJE54158-Eは次の場合に出力されます。

  • 指定したサーバが見つからないなどの原因でバッチの実行に失敗した場合

  • バッチの実行時,0以外の終了コード,またはJavaVM終了メソッドに指定した引数以外が出力された場合

注※2 KDJE54161-Eは次の場合に出力されます。

  • mainメソッドが見つからないなどの原因でバッチの実行に失敗した場合

  • バッチの実行時,0以外の終了コード,またはJavaVM終了メソッドに指定した引数以外が出力された場合

(b) cjkilljobコマンドの監査ログの出力ポイント

cjkilljobコマンドの監査ログの出力ポイントを次の図に示します。

図6‒10 監査ログの出力ポイント(cjkilljobコマンド)

[図データ]

この図に示した監査ログの出力ポイントと出力される監査ログのメッセージIDの対応を次の表に示します。

表6‒22 監査ログの出力ポイントとメッセージIDの対応(cjkilljobコマンド)

コマンド

図中の番号

出力される監査ログのメッセージID

cjkilljob

1

KDJE54162-I

4

KDJE54169-W

5

KDJE54163-I

KDJE54164-W

cjstartsv(cjkilljobコマンド実行時)

2

KDJE54165-I

3

KDJE54166-I

KDJE54167-E

(c) cjlistjobコマンドの監査ログの出力ポイント

cjlistjobコマンドの監査ログの出力ポイントを次の図に示します。

図6‒11 監査ログの出力ポイント(cjlistjobコマンド)

[図データ]

この図に示した監査ログの出力ポイントと出力される監査ログのメッセージIDの対応を次の表に示します。

表6‒23 監査ログの出力ポイントとメッセージIDの対応(cjlistjobコマンド)

コマンド

図中の番号

出力される監査ログのメッセージID

cjlistjob

1

KDJE54170-I

2

KDJE54173-W

3

KDJE54171-I

KDJE54172-E

注※ KDJE54172-Eは次の場合に出力されます。

  • mainメソッドが見つからないなどの原因でバッチの実行に失敗した場合