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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


1.4 Component Container管理者によるシステムの運用(UNIXの場合)

UNIXの場合,J2EEサーバやバッチサーバのセットアップ,起動・停止などはスーパーユーザで実施しますが,スーパーユーザ以外の一般ユーザでも権限を与えることでこれらの操作ができるようになります。このユーザをComponent Container管理者といいます。Component Container管理者を設定することで,スーパーユーザ以外のユーザを運用管理者にできます。

Component Container管理者の設定は,アプリケーションサーバの構成ソフトウェアであるComponent Containerをインストールしたあとに実施します。なお,Component Container管理者の設定後,Component Container管理者ができる操作は,一部の操作を除き,スーパーユーザでは操作できなくなるので注意してください。

Component Container管理者を設定した場合に,スーパーユーザおよびComponent Container管理者が実施できる操作について,次の表に示します。

表1‒8 スーパーユーザおよびComponent Container管理者が実施できる操作

操作

スーパーユーザ

Component Container管理者

Component Containerのインストール

×

Component Container管理者のセットアップ(cjenvsetupコマンド)

×

作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルの移行(cjenvupdateコマンド)

×

J2EEサーバまたはバッチサーバのセットアップ/アンセットアップ(cjsetupコマンド)

×

リバースプロキシの設定

×

J2EEサーバまたはバッチサーバの起動/停止

(cjstartsvコマンド,cjstopsvコマンド)

×

サーバ管理コマンドの実行

スレッドダンプの取得(cjdumpsvコマンド)

OS状態情報の取得(cjgetsysinfoコマンド)

バッチ実行コマンド(cjexecjobコマンド)

バッチ強制停止コマンド(cjkilljobコマンド)

バッチ一覧表示コマンド(cjlistjobコマンド)

(凡例) ○:できる。  ×:できない。

注※ バッチアプリケーションの場合に使用できるコマンドです。

参考

Component Container管理者を設定しない場合は,スーパーユーザが運用管理者となるため,表中のComponent Container管理者の操作はスーパーユーザが実施します。