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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


18.8.4 エラー発生時の動作

リロード機能の使用中にエラーが発生した場合の動作を次の表に示します。

表18‒12 リロード機能でのエラー発生時の動作

エラーの内容

結果

リロード中(アプリケーション内で処理しているリクエストがない状態)にリクエストがサーバに来た場合

EJB-JARの場合はクライアントにエラーが返ります。WARの場合,新規リクエストはリロードが完了するまで実行待ちとなります。

リロード中に例外が発生した場合(クラスファイルのロードの失敗を含む)

更新検知は停止しないで,アプリケーションを停止します。更新を検知した場合,停止したJ2EEアプリケーションは再び開始されます。

リロード以外の処理(更新チェック中,構成ファイル更新用インターバル中,リロード遅延実行中)で例外が発生した場合

更新検知は停止しないで,J2EEアプリケーションは開始状態のまま監視を続けます。

J2EEアプリケーションのメソッドがハングアップなどで終了しない場合

J2EEアプリケーション実行時間の監視でメソッドをキャンセルしないとリロードできません。また,cjreloadappコマンドを使用しないとリロードできません。

J2EEアプリケーション実行時間の監視については,「18.8.10(2) リロードとJ2EEアプリケーション実行時間の監視との関係」を参照してください。