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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


17.2.2 アノテーションを宣言したライブラリJARのクラスの使用

ライブラリJARに含まれるクラスは,各コンポーネントから使用されます。ライブラリJARのクラスに記述できるのは,そのクラスを使用するコンポーネントでサポートされているアノテーションです。

ライブラリJARで指定できるアノテーションには,次の制限があります。

ライブラリJAR内のアノテーションを記述したクラスの使用例を次の図に示します。

図17‒1 ライブラリJAR内のアノテーションを記述したクラスの使用例

[図データ]

EJB 3.0以降またはServlet 2.5以降から参照した場合,ライブラリJARに含まれる「@Resource」や「@EJB」が有効になります。EJB 2.1以前またはServlet 2.4以前のコンポーネントから参照した場合,ライブラリJARに含まれる「@Resource」や「@EJB」は無視されます。ただし,参照元のJ2EEアプリケーションのバージョンは,Java EE 5以降であることが前提です。