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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


3.4 トランザクション管理

この節では,トランザクション管理の概要について説明します。

リソース接続時のトランザクションを管理する方法には,アプリケーションサーバで管理する方法と,ユーザが直接管理する方法があります。

アプリケーションサーバでトランザクションを管理する場合,アプリケーションサーバのトランザクションマネージャを使用してトランザクションを管理できます。

この節の構成を次の表に示します。

表3‒10 この節の構成(トランザクション管理)

分類

タイトル

参照先

解説

リソース接続でのトランザクション管理の方法

3.4.1

ローカルトランザクションとグローバルトランザクション

3.4.2

リソースごとに使用できるトランザクションの種類

3.4.3

トランザクションサービスで提供する機能

3.4.4

システム例外発生時のトランザクションの動作

3.4.5

トランザクションマネージャの取得

3.4.6

実装

コンテナ管理のトランザクション(CMT)を使用する場合の処理概要と留意点

3.4.7

UserTransactionインタフェースを使用する場合の処理概要と留意点

3.4.8

リソース固有のトランザクション管理インタフェースを使用する場合の処理概要と留意点

3.4.9

トランザクションを使用しない場合の処理概要と留意点

3.4.10

JTAによるトランザクション実装時の注意事項

3.4.11

設定

実行環境での設定

3.4.12

注 「運用」について,この機能固有の説明はありません。

注※ EJBクライアントでのトランザクションの実装方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「3.5 EJBクライアントアプリケーションでのトランザクションの実装」を参照してください。

ポイント

リソースのうち,SMTPサーバおよびJavaBeansリソースについては,トランザクション管理の対象外です。

参考

EJBクライアントアプリケーションでもトランザクションを開始できます。EJBクライアントアプリケーションでトランザクションを開始する場合の注意事項については,「3.19 EJBクライアントアプリケーションでトランザクションを開始する場合の注意事項」を参照してください。

〈この節の構成〉