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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


2.10 CORBAネーミングサービスの切り替え

ネーミング管理機能では,JNDIを介して分散オブジェクトを検索するときに,JNDIが接続するCORBAネーミングサービスの切り替えができます。切り替えは,InitialContextクラスのインスタンスに対して,プリフィックス「corbaname:」を付与した名前をlookupメソッドの引数に渡すことで実現できます。

CORBAネーミングサービスの切り替えの流れを次の図に示します。

図2‒15 CORBAネーミングサービスの切り替えの流れ

[図データ]

ネーミングサービスの切り替えの流れを説明します。この流れでは,J2EEアプリケーションから,プリフィックス「corbaname:」を付与したルックアップを2回実行します。プリフィックスの後ろに指定したホスト名に応じて,接続するCORBAネーミングサービスが切り替えられます。

  1. J2EEアプリケーションが,JNDIのjavax.naming.InitialContextクラスのインスタンスを生成します。

  2. J2EEアプリケーションが,javax.naming.InitialContextクラスのインスタンスに対して,オブジェクトの検索(ルックアップ)を要求します。このとき,プリフィックス「corbaname:」を付与した名前「corbaname::MyHost:900#Count1」を指定します。

  3. 要求を受けたネーミング管理機能から「MyHost:900」のCORBAネーミングサービスへの接続が実行されます。接続後,ルックアップで指定した名前のEJBホームのオブジェクトリファレンス「Count1」が検索されます。

  4. J2EEアプリケーションから,InitialContextクラスのインスタンスに対して,オブジェクトの検索(ルックアップ)を要求します。このとき,プリフィックス「corbaname:」を付与した名前「corbaname::MyHost:901#Count2」を指定します。

  5. 要求を受けたネーミング管理機能から「MyHost:901」のCORBAネーミングサービスへの接続が実行されます。接続後,ルックアップで指定した名前のEJBホームのオブジェクトリファレンス「Count2」が検索されます。

CORBAネーミングサービスの切り替えは,サーバ管理コマンドを使用した,Enterprise Beanリファレンスの解決で実行します。操作については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「9. J2EEアプリケーションのプロパティ設定」を参照してください。

なお,CORBAネーミングサービスがローカルホスト上で動作する場合,ネーミングサービスのホスト名に関する設定では,"localhost"の文字列ではなく,マシン名またはIPアドレスを指定してください。

ネーミングサービスのホスト名の設定は,J2EEサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。設定方法については,「2.3.5 実行環境での設定」を参照してください。