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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)


付録B.10 08-53での主な機能変更

〈この項の構成〉

(1) 導入・構築の容易性強化

導入・構築の容易性強化を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒33 導入・構築の容易性強化を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

さまざまなハイパーバイザに対応した仮想化環境の構築

さまざまなハイパーバイザを使用して実現する仮想サーバ上に,アプリケーションサーバを構築できるようになりました。

また,複数のハイパーバイザが混在する環境にも対応しました。

仮想化システム構築・運用ガイド

2章3章5章

(2) 標準機能・既存機能への対応

標準機能・既存機能への対応を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒34 標準機能・既存機能への対応を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

トランザクション連携に対応したOpenTP1からの呼び出し

OpenTP1からアプリケーションサーバ上で動作するMessage-driven Beanを呼び出すときに,トランザクション連携ができるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

4章

JavaMail

POP3に準拠したメールサーバと連携して,JavaMail 1.3に準拠したAPIを使用したメール受信機能を利用できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

8章

(3) 信頼性の維持・向上

信頼性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒35 信頼性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

JavaVMのトラブルシュート機能強化

JavaVMのトラブルシュート機能として,次の機能が使用できるようになりました。

  • OutOfMemoryError発生時の動作を変更できるようになりました。

  • JITコンパイル時に,Cヒープ確保量の上限値を設定できるようになりました。

  • スレッド数の上限値を設定できるようになりました。

  • 拡張verbosegc情報の出力項目を拡張しました。

機能解説 保守/移行編

4章5章9章

(4) 運用性の維持・向上

運用性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒36 運用性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

JP1/ITRMへの対応

ITリソースを一元管理する製品であるJP1/ITRMに対応しました。

仮想化システム構築・運用ガイド

1.32.1

(5) そのほかの目的

そのほかの目的で変更した項目を次の表に示します。

表B‒37 そのほかの目的による変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

Microsoft IIS 7.0およびMicrosoft IIS 7.5への対応

WebサーバとしてMicrosoft IIS 7.0およびMicrosoft IIS 7.5に対応しました。

HiRDB Version 9およびSQL Server 2008への対応

データベースとして次の製品に対応しました。

  • HiRDB Server Version 9

  • HiRDB/Developer's Kit Version 9

  • HiRDB/Run Time Version 9

  • SQL Server 2008

また,SQL Server 2008に対応するJDBCドライバとして,SQL Server JDBC Driverに対応しました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

3章

(凡例)−:該当なし。