Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)


2.16.1 同時実行スレッド数の制御の仕組み(URLグループ単位)

Webアプリケーション単位より細かい粒度で同時実行スレッド数制御をしたい場合,URLグループ単位で同時実行スレッド数を制御します。

一つのWebアプリケーション内に処理に時間が掛かる業務ロジック(サーブレットやJavaBeans)がある場合,Webアプリケーション内の同時実行スレッド数のほとんどが使用されてしまい,ほかの業務ロジックの処理が待ち状態になるおそれがあります。このような場合にURLグループ単位の同時実行スレッド数制御を設定することで,Webアプリケーション内の業務ロジックがほかの処理に影響を与えることなく実行できます。

なお,URLグループ単位の同時実行スレッド数の設定の指針については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「8.3.4 Webアプリケーションの同時実行数を制御する」を参照してください。