Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム設計ガイド


付録C.4 タイムアウトを設定するチューニングパラメタ(推奨手順以外の方法)

ここでは,タイムアウトの設定で使用するチューニングパラメタの設定個所についてまとめて示します。

〈この項の構成〉

(1) Webサーバ側で設定するクライアントからのリクエスト受信,およびクライアントへのデータ送信のタイムアウト

Webサーバ連携の場合は,Webサーバ単位に設定します。Webサーバ連携の場合だけ指定できます。

表C‒8 Webサーバ側で設定するクライアントからのリクエスト受信,およびクライアントへのデータ送信のタイムアウトのチューニングパラメタ(推奨手順以外の方法)

設定方法

設定個所

運用管理ポータル

[Webサーバの設定]画面の「項目ごとに設定します。」の「追加ディレクティブ」のTimeoutディレクティブ

ファイル編集

httpsd.confのTimeoutディレクティブ

注※ HTTP Serverの定義ファイルであるhttpd.confを編集して設定します。

(2) HTTP Serverのリバースプロキシで設定するWebコンテナとのデータ送受信のタイムアウト

HTTP Serverのリバースプロキシ側で設定するタイムアウトのチューニングパラメタを次の表に示します。なお,これらのチューニングパラメタは,Webサーバ連携の場合だけ指定できます。

表C‒9 HTTP Serverのリバースプロキシ側で設定するタイムアウトのチューニングパラメタ(推奨手順以外の方法)

設定方法

設定個所

運用管理ポータル

[リバースプロキシの設定]画面の「リクエストのマッピングに関する設定」の「タイムアウト時間」

ファイル編集

httpsd.confのProxyPassパラメタのtimeoutキー

(3) Webコンテナ側で設定するリバースプロキシまたはWebクライアントからのデータ受信のタイムアウト

J2EEサーバ単位で設定します。Webコンテナ側で設定するタイムアウトのチューニングパラメタを次の表に示します。

表C‒10 Webコンテナ側で設定するタイムアウトのチューニングパラメタ(推奨手順以外の方法)

設定方法

設定個所

運用管理ポータル

[通信・スレッド制御に関する設定]画面の「Webクライアントとの接続設定」の「通信タイムアウト」の「リクエスト受信」

ファイル編集

usrconf.propertiesのwebserver.connector.nio_http.receive_timeoutキー

(4) Webコンテナ側で設定するリバースプロキシまたはWebクライアントへのデータ送信のタイムアウト

J2EEサーバ単位で設定します。Webコンテナ側で設定するタイムアウトのチューニングパラメタを次の表に示します。

表C‒11 Webコンテナ側で設定するタイムアウトのチューニングパラメタ(推奨手順以外の方法)

設定方法

設定個所

運用管理ポータル

[通信・スレッド制御に関する設定]画面の「Webクライアントとの接続設定」の「通信タイムアウト」の「レスポンス送信」

ファイル編集

usrconf.propertiesのwebserver.connector.nio_http.send_timeoutキー