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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ & BPM/ESB基盤 概説


6.2 JP1との連携

JP1は,複合的な業務システムの統合運用管理を実現する,統合運用ソフトウェアです。アプリケーションサーバで構築したシステムは,JP1と連携することによって,高い運用性を持つシステムとして構築・運用できます。

JP1では,ジョブ管理,アベイラビリティ管理,ネットワーク管理など,多様なシステムの統合管理を実現できます。アプリケーションサーバで構築したシステムとほかの業務システムとを統合して,障害監視や稼働性能監視をしたり,サーバやアプリケーションの起動/停止を自動化したりできるようになります。

JP1との連携で実現できる機能と使用する製品について,次の表に示します。

表6‒2 JP1との連携で実現できる機能と使用する製品

機能

概要

使用する製品

障害の集中監視

システム全体を対象に,障害の集中監視ができます。

JP1/IM

稼働性能の監視

システム全体を対象に,稼働性能の監視ができます。

JP1/PFM

ジョブによる運用の自動化

アプリケーションサーバで管理しているサーバやプロセスの起動/停止をJP1/AJSのジョブを使用して自動化できます。

JP1/AJS

SNMPでの稼働情報の取得

SNMPで稼働情報を取得します。

JP1/Cm2/ESA

監査ログの収集と一元管理

アプリケーションサーバなど,システム内の製品が出力した監査ログを収集して一元管理します。

JP1/Audit Management - Manager

JP1との連携については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「12. JP1と連携したシステムの運用」を参照してください。また,SNMPでの稼働情報の取得については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「8. 運用管理コマンドによる稼働情報の出力」を参照してください。

使用する製品の詳細については,それぞれの製品のマニュアルを参照してください。