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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド


27.4 既存のアプリケーションで双方向IIOPを有効にする

ユーザはソースコードをまったく修正しないで,既存のC++およびJavaのBorland Enterprise Server VisiBrokerアプリケーションで双方向通信を有効にできます。双方向IIOPをまったく使用しない単純なコールバックアプリケーションは,examples/vbe/bidir-iiop/basicディレクトリに格納されています。

このアプリケーションで双方向IIOPを有効にするには,vbroker.orb.enableBiDirプロパティを設定します。

  1. スマートエージェントが実行中であることを確認します。

  2. サーバを起動します。

    C++の場合(UNIX)

    prompt>Server -Dvbroker.orb.enableBiDir=server &

    Javaの場合(UNIX)

    prompt>vbj -Dvbroker.orb.enableBiDir=server Server &

    C++の場合(Windows)

    prompt>start Server -Dvbroker.orb.enableBiDir=server

    Javaの場合(Windows)

    prompt>start vbj -Dvbroker.orb.enableBiDir=server Server
  3. クライアントを起動します。

    C++の場合

    prompt>Client -Dvbroker.orb.enableBiDir=client

    Javaの場合

    prompt>vbj -Dvbroker.orb.enableBiDir=client RegularClient

ここで,既存のコールバックアプリケーションは双方向IIOPを使用して,クライアント側のファイアウォールを越えて動作します。