27.4 既存のアプリケーションで双方向IIOPを有効にする
ユーザはソースコードをまったく修正しないで,既存のC++およびJavaのBorland Enterprise Server VisiBrokerアプリケーションで双方向通信を有効にできます。双方向IIOPをまったく使用しない単純なコールバックアプリケーションは,examples/vbe/bidir-iiop/basicディレクトリに格納されています。
このアプリケーションで双方向IIOPを有効にするには,vbroker.orb.enableBiDirプロパティを設定します。
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スマートエージェントが実行中であることを確認します。
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サーバを起動します。
C++の場合(UNIX)
prompt>Server -Dvbroker.orb.enableBiDir=server &
Javaの場合(UNIX)
prompt>vbj -Dvbroker.orb.enableBiDir=server Server &
C++の場合(Windows)
prompt>start Server -Dvbroker.orb.enableBiDir=server
Javaの場合(Windows)
prompt>start vbj -Dvbroker.orb.enableBiDir=server Server
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クライアントを起動します。
C++の場合
prompt>Client -Dvbroker.orb.enableBiDir=client
Javaの場合
prompt>vbj -Dvbroker.orb.enableBiDir=client RegularClient
ここで,既存のコールバックアプリケーションは双方向IIOPを使用して,クライアント側のファイアウォールを越えて動作します。