26.1 URLネーミングサービス
URLネーミングサービスは,サーバオブジェクトにそのIORをファイル内の文字列の形式でURLに対応させる簡単な方式です。クライアントプログラムはWebサーバ上の文字列化されたURLを含むファイルを指しているURLを使用して,そのオブジェクトの場所を探せます。URLネーミングサービスは,オブジェクト登録用のhttp URL体系や,JavaランタイムがサポートするURL体系(http:,ftp:,file:のようなURLによるオブジェクトの探索用)をサポートします。
このURLネームサービスは,スマートエージェントまたはCORBA ネーミングサービスを使用しないでオブジェクトの場所を探す方法を提供します。これによって,クライアントアプリケーションはベンダが提供したオブジェクトの場所を探せます。このサービスのIDL仕様をIDLサンプル26-1に示します。
- 注
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Borland Enterprise Server VisiBrokerのURLネーミングサービスは,Java環境がサポートするすべてのURL処理形式をサポートします。
- IDLサンプル26-1 WebNamingモジュール
// WebNaming.idl #pragma prefix "inprise.com" module URLNaming { exception InvalidURL{string reason;}; exception CommFailure{string reason;}; exception ReqFailure{string reason;}; exception AlreadyExists{string reason;}; abstract interface Resolver { // Read Operations Object locate(in string url_s) raises (InvalidURL, CommFailure, ReqFailure); // Write Operations void force_register_url(in string url_s, in Object obj) raises (InvalidURL, CommFailure, ReqFailure); void register_url(in string url_s, in Object obj) raises (InvalidURL, CommFailure, ReqFailure, AlreadyExists); }; };