14.5.2 -DSVCnamerootの使用
-DSVCnamerootオプションを使用して,どのBorland Enterprise Server VisiBrokerネーミングサービスインスタンスへ接続したいかを指定できます(互いに無関係のネーミングサービスを複数実行している場合は特に重要です)。例えば,ns1へ接続したい場合は,次のようにクライアントアプリケーションを起動してください。
- C++の場合
<client_application> -DSVCnameroot=ns1
- Javaの場合
vbj -DSVCnameroot=ns1 <client_application>
これで,コードサンプル14-4および14-5で示したように,クライアントアプリケーション内部でORBリファレンスのresolve_initial_referencesメソッドを呼び出すことによって,ns1のルートコンテキストを取得できます。
- 注
-
このオプションを使用するには,osagentが実行中でなければなりません。
-DSVCnamerootオプションはosagentの機能に基づいており,ほかのCORBAインプリメンテーションとのインターオペラビリティがないことに注意してください。