cscenvupdate(実行環境のバージョンアップ)
形式
cscenvupdate [-h] -csc <HCSCサーバ名> [-force]
機能
指定したHCSCサーバに対して,実行環境のアップデートやデータベースの更新を実行します。運用環境のリポジトリのバージョンが古い場合は,リポジトリのアップデートも同時に実行されます。
HCSCサーバ名は,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。
このコマンドの使用方法については,目的にあわせてマニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の次に示す個所を参照してください。
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開発環境でリポジトリのバージョンアップをする場合
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運用環境でリポジトリのバージョンアップをする場合
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。
-csc <HCSCサーバ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
バージョンアップするHCSCサーバ名を指定します。
-force
cscenvupdateコマンドを実行中ではないが,エラーとなる場合に,仕掛かり中のバージョンアップを実行します。
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了しました。 |
1 |
コマンドが異常終了しました。 |
3 |
排他エラーが発生しました。 |
9 |
実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
注意事項
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データベースがHiRDBの場合にローリングアップデートをすると,エラーが発生することがあります。詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「付録G.4 ローリングアップデートの場合の移行手順」を参照してください。
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コマンドがエラーになった場合は,エラーを取り除いてコマンドを再実行してください。
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リポジトリのアップデート処理中にファイル入出力エラーが発生した際,コマンドの再実行時にメッセージKEOS50133-Eが出力される場合があります。この場合は,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.6.2 ファイルの入出力に失敗した場合の回復方法」を参照して,手動で環境を復旧してください。
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運用環境のリポジトリのバージョンが古い場合は,次に示すディレクトリのあるドライブに対し,リポジトリのディスク使用量の3倍以上の空き容量があることを確認してください。
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サービスプラットフォームのインストールディレクトリ
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CSCMNG_HOME環境変数に設定したディレクトリ
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