cscenvbackup(HCSC-Manager環境のバックアップ)
形式
cscenvbackup [-h] -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> [-backupdir <バックアップファイル出力先ディレクトリ>]
機能
HCSC-Manager環境で発生した障害の復旧やスケールアップなどの環境移行をするために,HCSC-Manager環境の復元に必要なファイルをバックアップします。バックアップファイル名は,次の形式で付与されます。
IPv4の場合:cscmngBKaaabbbcccddd_YYYYMMDDhhmmss.zip
IPv6の場合:cscmngBKaaaabbbbccccddddeeeeffffgggghhhh_YYYYMMDDhhmmss.zip
- cscmngBK:
-
HCSC-Manager環境のバックアップファイルであることを示します。
- aaabbbcccddd:
-
コマンドを実行したマシンのIPv4アドレスを示します。ただし,IPアドレスの取得に失敗した場合は,ファイル名に含まれません。
- aaaabbbbccccddddeeeeffffgggghhhh:
-
コマンドを実行したマシンのIPv6アドレスを示します。ただし,IPアドレスの取得に失敗した場合は,ファイル名に含まれません。
- YYYYMMDDhhmmss:
-
バックアップした時間を示します。
YYYY:西暦年,MM:月,DD:日,hh:時,mm:分,ss:秒
ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。
このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.9.3 運用環境のバックアップと復旧」を参照してください。
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。
-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。
-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。
-backupdir <バックアップファイル出力先ディレクトリ> ((1−100バイト))
HCSC-Manager環境のバックアップファイルの出力先ディレクトリを指定します。このオプションを省略した場合,HCSC-Manager定義ファイルに指定した出力先が仮定されます。
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了しました。 |
1 |
コマンドが異常終了しました。 |
3 |
排他エラーが発生しました。 |
9 |
実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
注意事項
cscrepdiffコマンドで現在のシステム構成情報との比較はできません。