付録G.5 移行後の設定(07-50より前のバージョンから移行する場合)
07-50より前のバージョンから移行する場合,サービスプラットフォームを移行したあとの,実行環境に必要なソフトウェアの設定としてReliable Messagingをセットアップする方法について説明します。
バージョン07-50以降,Reliable Messagingをセットアップするときにキュー定義ファイルの作成は不要になりました。そのため,移行後にReliable Messagingをセットアップするときも,キュー定義ファイルを作成する必要はありません。ただし,07-50より前のバージョンから移行する場合は,移行前のバージョンと同じようにキュー定義ファイルを作成してReliable Messagingをセットアップすることもできます。
Reliable Messagingをセットアップする方法の詳細については,マニュアル「Reliable Messaging」の「3. システム構築」を参照してください。セットアップ作業のうち,キュー定義ファイルの作成とプロパティのカスタマイズについては,次に示す方法で実施します。
(1) キュー定義ファイルの作成
キュー定義ファイルは,次に示すディレクトリに格納されているキュー定義ファイルのサンプルを利用して(クラスタ名を書き加えて)作成します。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\samples\qconf.txt
キュー定義ファイルのサンプルを次に示します。
########################################################### # Cosminexus Reliable Messaging JMS Queue Configuration # All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, Hitachi, Ltd. ########################################################### QueueImplClass=jp.co.Hitachi.soft.reliablemessaging.ra.jms.QueueImpl Queue.1.DisplayName= CSC<HCSCServer_Name>ACPT_RCVQ Queue.1.QueueName= CSC<HCSCServer_Name>ACPT_RCVQ Queue.2.DisplayName= CSC<HCSCServer_Name>ACPT_DBQ Queue.2.QueueName= CSC<HCSCServer_Name>ACPT_DBQ
上記のキュー定義ファイルを任意の場所にコピーし,ファイルをテキストエディタで開いて,ファイル中の<HCSCServer_Name>の部分を次のように置き換えてファイルを保存します。
-
クラスタを構成しないHCSCサーバ,またはロードバランスクラスタを構成するHCSCサーバの場合
<HCSCServer_Name>:HCSCサーバ名
-
HAクラスタを構成するHCSCサーバの場合
<HCSCServer_Name>:クラスタ名
(2) Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの設定
「3.1.2(9) Reliable Messagingのセットアップ」に記載されているプロパティに加えて,次のプロパティを設定します。
プロパティ名 |
設定内容 |
設定値 |
---|---|---|
QueueConfigFileName |
キュー定義ファイルの場所 |
作成したキュー定義ファイルのファイルパスを指定します。 |