付録D.2 DBアダプタの設定
サンプルを使用するためのDBアダプタの設定について説明します。
ここで示す設定は,1回行えば,複数のサンプルで利用できます(サンプルごとに設定する必要はありません)。
- 〈この項の構成〉
(1) DBアダプタの定義
DBアダプタを定義する手順を次に示します。
-
Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。
[ビューの表示]ダイアログが表示されます。
-
[HCSC-Definer]−[HCSCTE ビュー]を選択し,[開く]ボタンをクリックします。
ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。
-
ツリービューのサービス定義一覧で右クリックして「サービスアダプタ追加」を選択します。
サービスアダプタ定義追加ウィザードが表示されます。
-
サービス部品の種別のドロップダウンリストから「DBアダプタ」を選択します。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
サービスアダプタ定義追加(DBアダプタ)ウィザードが表示されます。
-
サービス名を入力します。
サービス名には,「CSAFF_SAMPLE_DB」と入力します。
-
[終了]ボタンをクリックします。
必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。サービスアダプタ定義画面(基本)が表示されます。
-
サービスアダプタ定義画面(基本)およびサービスアダプタ定義画面(詳細)を設定します。
設定内容については,「DBアダプタの設定内容」を参照してください。
-
定義内容を確認して,Eclipseのメニューから[ファイル]−[保管]を選択し,定義内容を保存します。
-
DBアダプタの設定を検証します。
ツリービューのサービス定義一覧で右クリックして表示されるサービス一覧のポップアップメニューから,「検証」を選択すると,検証結果がコンソールビューに表示されます。
- DBアダプタの設定内容
-
サンプルのDBアダプタを定義する場合の,サービスアダプタ定義画面(基本)での設定項目を次の表に示します。なお,表に記載されていない項目については,設定不要です。
表D‒2 サービスアダプタ定義画面(基本)の設定内容(DBアダプタ) 分類
項目
設定値
設定
サービス部品制御情報
サービス名
CSAFF_SAMPLE_DB
◎
サービスID
CSAFF_DB
◎
サービス種別
DBアダプタ
×
最大インスタンス数
0
◎
オペレーション
CSAFF_SAMPLE_DB
◎
オペレーション情報
オペレーション名
CSAFF_SAMPLE_DB
×
通信モデル
同期
◎
要求電文
標準
使う(チェックボックス)
使わない(チェックしない)
◎
サービス部品
電文フォーマット
csaff_sample_sqlformat.xsd
◎
応答電文
標準
使う(チェックボックス)
使わない(チェックしない)
◎
サービス部品
電文フォーマット
csaff_sample_sqlformat.xsd
◎
サンプルのDBアダプタを定義する場合の,サービスアダプタ定義画面(詳細)での設定項目を次の表に示します。なお,表に記載されていない項目については,設定不要です。
分類 |
項目 |
設定値 |
設定 |
---|---|---|---|
サービスアダプタ制御情報 |
サービスアダプタ(EJB-JARファイル) |
cscdba_ejb.jar |
× |
独自定義ファイル |
csa_sql_csaff_sample.xml |
◎ |
|
cscadapter_property.xml |
× |
(2) DBアダプタの配備定義
定義したDBアダプタをサーバに配備して開始します。
DBアダプタの配備定義の手順を次に示します。
-
ツリービューの[サービス定義一覧]を右クリックして,[複数サービスをサーバに配備して開始]を選択します。
-
サービス選択ページで配備および開始するサービスを選択します。
-
[Finish]ボタンをクリックします。
処理中であることを知らせるメッセージが表示されたあと,結果を知らせるメッセージが表示されます。
-
[OK]ボタンをクリックします。
DBアダプタの配備と開始が完了します。