付録D.1 サンプルについて
- 注意事項
-
ここでは,開発環境内の運用・実行環境(テスト環境)でサンプルを実行することを前提として説明しています。
ここで使用するサンプルでは,ファイルアダプタとDBアダプタを利用して,ファイルから読み込んだデータのDBへの格納,およびDB検索結果のファイルへの書き込みを行います。ファイルの読み込みおよび書き込みは,ファイル形式ごとに行います。
(1) ファイルから読み込んだデータのDBへの格納
処理の概要を次の図に示します。
既存システムからFTPなどで転送されたファイルから,ファイルアダプタによってデータを読み込み,DBアダプタを通じてデータベースに格納します。ビジネスプロセスはファイルの転送を契機に実行されるものとします。
サンプルは,ビジネスプロセス内の定義およびビジネスプロセスの実行(サービスリクエスタ)の範囲で提供されています。
(2) DB検索結果のファイルへの書き込み
処理の概要を次の図に示します。
ビジネスプロセスを実行するサービスリクエスタからデータベースの検索条件を入力し,DBアダプタを通じてテーブルのデータを取得します。取得したデータはファイルアダプタを利用してファイルに書き込みます。
サンプルは,ビジネスプロセス内の定義およびビジネスプロセスの実行(サービスリクエスタ)の範囲で提供されています。
(3) サンプルの一覧
提供するサンプルを次の表に示します。
サンプル |
説明 |
ディレクトリ※1 |
---|---|---|
XMLデータ読み込みサンプル |
XML形式のファイルから読み込んだ情報をDBへ格納します。 |
read_xml |
CSVデータ読み込みサンプル |
CSV形式のファイルから読み込んだ情報をDBへ格納します。 |
read_csv |
固定長データ読み込みサンプル※2 |
固定長形式のファイルから読み込んだ情報をDBへ格納します。 |
read_fix |
XMLデータ書き込みサンプル |
DB検索結果をXML形式のファイルに書き込みます。 |
write_xml |
CSVデータ書き込みサンプル |
DB検索結果をCSV形式のファイルに書き込みます。 |
write_csv |
レングスタグデータ書き込みサンプル※3 |
DB検索結果をレングスタグデータ形式のファイルに書き込みます。 |
write_len |
(4) サンプルの前提
サンプルを使用するための前提知識および前提環境を次に示します。
- 前提知識
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次の内容を理解していることを前提とします。
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サービスプラットフォーム(Service ArchitectおよびService Platform)を利用した,SOAに対応したシステム構築の知識
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SQLおよびリレーショナルデータベースに関する基本的な知識
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- 前提環境
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次の製品のインストールおよび環境構築が完了していることを前提とします。
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Service Architect
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Service Platform
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HiRDB SQL Executer
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サンプルでは,HCSC簡易セットアップ機能で構築した環境に沿って説明しています。HCSC簡易セットアップ機能の詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「2.4 テスト環境の簡易セットアップ」を参照してください。
なお,HCSC簡易セットアップ機能を使用する場合,HCSC簡易セットアップ画面([サーバ名称]タブ)では[V7互換名称]を選択してください。