2.8.3 SOAP受付のWSDL作成時の注意事項
SOAP1.1モードを利用する場合で,SOAP受付のWSDLを作成するときの注意事項とWSDL定義で使用できる文字について説明します。
SOAP1.1/1.2併用モードを利用する場合の注意事項については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「2.6.1 Webサービスを利用したサービス部品の適用範囲」のWSDLの定義時と使用時の注意(SOAP1.1/1.2併用モード)に関する説明を参照してください。
(1) WSDL作成時の注意事項(SOAP受付)
SOAP受付の場合,WSDLを作成するときに次の点に注意する必要があります。
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wsdl:types要素以下にあるすべてのXMLスキーマの名前空間(targetNamespace)に,有効な値を指定してください。
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XMLスキーマは,マニュアル「アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」の「12.2.4 XML Schemaのサポート範囲」に記載されているXMLスキーマのサポート範囲内で定義してください。
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wsdl:import要素は指定できません。
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style属性が「document」の場合,soap:body要素にnamespace属性を指定しないでください。
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style属性が「rpc」の場合,soap:body要素にnamespace属性を指定してください。
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soap:header要素は指定できません。
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soap:fault要素のname属性の値は,その親のwsdl:fault要素のname属性の値と一致させてください。また,namespace属性を指定しないでください。
(2) WSDL定義で使用できる文字
WSDL定義では,RFC3986で規定されている非予約文字と日本語を使用できます。ここでは,WSDL定義で使用できる文字,および使用する文字に関する注意事項を示します。
(a) 「document/literal」の場合
半角英数字(A〜Z,a〜z,0〜9),アンダーバー(_),および次に示す文字を使用できます。
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全角ひらがな,全角カタカナ
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全角ギリシャ文字,全角ロシア文字など
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繰り返し符号(「ゝ」,「ゞ」,「々」)
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漢字(JIS X 0208 の第一水準,第二水準に含まれる範囲)
WSDLのデータ型がanyURIの属性については,次の文字も使用できます。
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ハイフン(-)
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ピリオド(.)
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チルダ(~)
(b) 「rpc/literal」の場合
半角英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)およびアンダーバー(_)を使用できます。WSDLのデータ型がanyURIの属性については,次の文字も使用できます。
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ハイフン(-)
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ピリオド(.)
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チルダ(~)