2.8.2 サービスアダプタの接続先情報を動的に変更する例
接続先情報ファイルを使用することで,サービスアダプタの接続先情報を動的に変更できます。
ここでは,SOAP受付およびサービスアダプタを使用したSOAP通信を行う場合を使って,接続先情報ファイルの使用例を説明します。
(1) ビジネスプロセスの例
接続先情報ファイルの使用方法の例として使用するビジネスプロセスを次の図に示します。
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サービスリクエスタがビジネスプロセスにサービス部品の実行を要求します。
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サービスリクエスタから送付する要求電文内のヘッダ電文に接続先URLを設定します。
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ビジネスプロセスはXMLの要求電文を受付アクティビティで受け取ります。
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ビジネスプロセスがヘッダ要求データおよび要求データを生成します。
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ヘッダ要求データの接続先URLを,データ変換アクティビティなどで接続先URL変数に設定します。
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ビジネスプロセスは接続先URL変数から接続先URLを取得して,サービス部品を呼び出します。
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ビジネスプロセスが,サービス部品の実行結果をXMLの応答電文として構成し,応答アクティビティで返します。
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サービスリクエスタへの応答が返されます。
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サービスリクエスタへの応答では,XMLの応答電文が送付されます。
(2) SOAP受付を生成するWSDLの作成例
SOAP受付を生成するWSDLの作成例を次に示します。
なお,この例では,接続先となるサービス部品のURLをSOAPヘッダで送付しています。
(3) データ変換アクティビティの設定例
「図2-19 接続先情報ファイルを使用するビジネスプロセスの例」に示すビジネスプロセスで使用するデータ変換アクティビティの設定例を次に示します。
ここでは,変換元に「ヘッダ要求データ」を,変換先に「接続先情報」を指定しています。
また,変換のマッピングは,次の図に示すとおりに定義します。
(4) 接続先情報の設定
「図2-19 接続先情報ファイルを使用するビジネスプロセスの例」に示すビジネスプロセスで使用する接続先情報の設定例を次に示します。なお,接続先情報は,サービス呼出アクティビティのヘッダ割当変数に設定します。ここで設定した情報が,サービスアダプタで参照できる情報になります。
各サービスアダプタの接続先情報ファイルの格納先を次に示します。
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DBアダプタ用の接続先情報ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\schema\connection\connection_db_adapter.xsd
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SOAPアダプタの接続先情報ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\schema\connection\connection_soap_adapter.xsd
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TP1アダプタ用の接続先情報ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\schema\connection\connection_tp1_adapter.xsd
- 注意事項
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サービスアダプタの接続先情報を動的に変更する場合,サービスプラットフォームで提供している接続先情報ファイルを使用してください。提供している接続先情報ファイルを使用しなかった場合,動作は保証されません。