2.7.2 ファイルイベント受付の電文フォーマットを作成する
ファイルイベント受付の要求電文および応答電文の電文フォーマットは,サービスプラットフォームが提供するスキーマを使用します。そのため,電文フォーマットの定義ファイルの作成は不要です。
ファイルイベント受付で使用する電文フォーマットの種類,および内容について説明します。
ファイルの格納場所は「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-reception\fileevent\schema」です。
(1) ファイルイベント受付の要求電文フォーマット
ファイルイベント受付がビジネスプロセスを呼び出すときに,ビジネスプロセスへ渡す要求電文のフォーマットを次に示します。この電文フォーマットのファイル名は「urecp_fileevent_request.xsd」です。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/fileevent/request」です。
タグ名 |
種別 |
出現回数 |
説明 |
|
---|---|---|---|---|
<request> |
− |
1回 |
− |
|
<common-folder-def-name> |
string |
1回 |
取得対象ファイルが格納されている共通フォルダの定義名です。 |
|
<sub-folder> |
string |
0または1回 |
共通フォルダのサブフォルダです。 ファイルイベント受付定義ファイルのurecp-fileevent.sub-folderプロパティが設定されている場合に値が設定されます。 urecp-fileevent.sub-folderプロパティが設定されていない場合は,要素は出現しません。 |
|
<file-name> |
string |
1回 |
取得対象ファイル名です。 共通フォルダを監視する場合は,監視対象はリネーム後のファイル名です。 リネーム後のファイル名については,詳細はマニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「9.1.2 監視対象のファイルの状態管理機能」を参照してください。 |
|
<file-size> |
long |
1回 |
取得対象ファイルのファイルサイズです。 |
(2) ファイルイベント受付の応答電文フォーマット
ファイルイベント受付の応答電文のフォーマットを次に示します。この電文フォーマットのファイル名は「urecp_fileevent_response.xsd」です。名前空間は,「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/fileevent/response」です。
タグ名 |
種別 |
出現回数 |
説明 |
|
---|---|---|---|---|
<response> |
− |
1回 |
− |
|
<message> |
string |
0または1回 |
ビジネスプロセスの終了状態を示すメッセージです。タグの設定値をファイルイベントトレースの付加情報に出力します。 |
|
<success> |
boolean |
0または1回 |
ビジネスプロセスの終了状態を示すフラグです。 次のどちらかを指定します。
省略した場合,または上記以外の値を設定した場合はtrueが設定されます。 なお,タグの設定値によって,ファイルイベントトレースの出力内容が変わります。ファイルイベントトレースについては,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.7.12 ファイルイベント連携システムでの障害対策」を参照してください。 |