2.2.2 SOAP受付の追加
SOAP受付を追加します。SOAP受付を新規に追加するには,ユーザ定義受付追加ウィザードを利用します。ユーザ定義受付追加ウィザードでは,追加するSOAP受付でどのWSDLファイルを使うか,WSDL内のどのwsdl:port要素を利用するかを定義します。
- ポイント
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追加するSOAP受付の定義内容は,ビジネスプロセスの受付アクティビティおよび応答アクティビティの定義に合わせる必要があります。次のどちらかの順で,SOAP受付とビジネスプロセスの定義内容を合わせてください。
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SOAP受付を追加する前に,ビジネスプロセスの受付アクティビティおよび応答アクティビティを定義して,受付アクティビティおよび応答アクティビティのオペレーションや電文の定義に合わせてSOAP受付を追加します。
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SOAP受付を追加したあとに,SOAP受付の内容に合わせてビジネスプロセスの受付アクティビティおよび応答アクティビティの定義を変更します。
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SOAP受付を新規に追加する手順を次に示します。
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ツリービューのサービス定義一覧で,SOAP受付を追加するサービス(ビジネスプロセス)を選択して,右クリックします。
サービス一覧のポップアップメニューが表示されます。
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ポップアップメニューから[ユーザ定義受付(呼出先固定)追加]を選択します。
受付種別選択ウィザードが表示されます。
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[受付種別]のドロップダウンリストから,[SOAP受付]を選択します。
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[次へ]ボタンをクリックします。
ユーザ定義受付追加ウィザード(1/2)が表示されます。
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[受付名]と[WSDLファイル]を指定します。
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受付名
SOAP受付の名称をXMLスキーマのNCName定義文字で指定します。1〜40バイトで指定します。受付名は,ビジネスプロセス内で一意である必要があります。
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WSDLファイル
SOAP受付で利用するWSDLファイルを絶対パスで指定します。相対パス(例:wsdldir\wsdlfile.wsdl)やUNC形式(例:\\mypc\wsdldir\wsdlfile.wsdl)で指定しないでください。
[...]ボタンをクリックして表示されるダイアログからWSDLファイルを選択することもできます。
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[次へ]ボタンをクリックします。
ユーザ定義受付追加ウィザード(2/2)が表示されます。
[次へ]ボタンをクリックしたときに,「WSDLファイルの解析に失敗しました。」というメッセージが表示された場合,WSDLファイルにエラーがあります。
Webサービスを利用する場合のWSDLの形式については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「2.6.1 Webサービスを利用したサービス部品の適用範囲」を参照してください。ユーザ定義受付を利用する場合のWSDLの形式については,このマニュアルの「2.8.3 SOAP受付のWSDL作成時の注意事項」を参照してください。
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[Portの指定]のドロップダウンリストから,利用するポートを選択します。
ドロップダウンリストには,手順5.で指定したWSDLファイルに定義されているポート名(wsdl:port要素のname属性の値)が表示されます。
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[終了]ボタンをクリックします。
SOAP受付がビジネスプロセスに追加され,ユーザ定義受付定義画面が表示されます。
ユーザ定義受付定義画面の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.5 ユーザ定義受付定義画面」を参照してください。
- 注意事項
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警告メッセージが表示された場合は,マニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」の次の個所を参照して,表示されたメッセージの内容を確認してください。
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「KDCCC」で始まる警告メッセージが表示された場合
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「KDJW」で始まる警告メッセージが表示された場合
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