付録H.2 文字コード変換UOCを使用するための設定
文字コード変換UOCを使用するために必要な設定について説明します。
(1) プロパティ(独自定義ファイル)の定義
文字コード変換UOCは,カスタム受付または独自定義ファイルを取得することで,文字コード変換処理を切り分けることができます。ただし,独自定義ファイルが指定できないデータ変換アクティビティや,データ変換APIで文字コード変換UOCを利用する場合は切り分けることができません。独自定義ファイルのファイル名は,必ず「csc_owncodeconvert.properties」にしてください。
独自定義ファイルは,「<キー値>= <指定値>」の形式で指定します。
キー値および指定値には,任意の値を指定してください。
(2) 文字コード変換UOCのjarファイルを使用するための設定
開発環境で作成した文字コード変換UOCを実行環境で使用するには,次の設定が必要です。
-
J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)にクラスパスを追加
-
J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)にクラス名を登録
(a) クラスパスの追加
J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)にクラスパスを追加する手順を次に示します。
-
運用管理ポータルから,[論理サーバの環境設定]を選択します。
-
サーバビューから,[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<論理サーバ名>]を選択します。
-
[コンテナ]タブの[拡張パラメタ]にクラスパスを指定します。
クラスパスは次の形式で指定します。
add.class.path=<jarファイルのパス>
- <jarファイルのパス>
-
文字コード変換UOCのjarファイルを絶対パスで指定します。
(b) jarファイルの登録
J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)にクラス名を登録する手順を次に示します。
-
運用管理ポータルから,[論理サーバの環境設定]を選択します。
-
サーバビューから,[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<論理サーバ名>]を選択します。
-
[JVM]タブの[プロパティ]にクラス名(パッケージ名を含む)を指定します。
クラス名(パッケージ名を含む)は次の形式で指定します。
csc.dt.ownCodeConverter.className=<文字コード変換UOCのクラス名>
- <文字コード変換UOCのクラス名>
-
文字コード変換UOC(選択文字コード:CUSTOM)のクラス名を完全修飾名で指定します。