8.6.2 HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する方法
HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する方法について説明します。
(1) 前提条件
HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除するためには,次に示す条件を満たしている必要があります。
-
システム開発時,または単体テストから結合テスト時を対象に実施してください。
-
開発環境,運用環境,および実行環境は,同一のマシンに構築してください。複数マシンの構成にした場合,動作は保証できません。
-
HCSCサーバはセットアップ済みの状態である必要があります。なお,セットアップは,単一のHCSCサーバ構成で実施してください。HCSC簡易セットアップを利用する場合も,単一のHCSCサーバ構成でセットアップしてください。
-
HCSCサーバおよびデータベースを起動しておいてください。
(2) 操作手順
(a) 選択したHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する場合
-
ツリービューのサービス定義一覧で,HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除するHCSCコンポーネントを選択します。
-
選択したHCSCコンポーネントを右クリックして,[停止してサーバから削除]を選択します。
Eclipse起動後,最初に一括実行を実施するときは,[アカウント認証]ダイアログが表示されます。ユーザIDとパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックすると処理が開始されます。Eclipse起動後,2回目以降に一括実行を実施するときは,すぐに処理が開始されます。
-
処理完了を伝えるダイアログが表示されたら,[OK]ボタンをクリックします。
-
必要に応じて,次の内容を確認します。
- 配備定義が削除されているかを確認する
-
ツリービューのシステム構成定義一覧から,選択したHCSCコンポーネントが削除されていることを確認します。
上の例では,選択したビジネスプロセス(BP1)が削除されていることを確認できます。
- HCSCコンポーネントが停止してHCSCサーバから削除されているかを確認する
-
HCSC-Managerにログインして,HCSC-Managerビューを選択します。選択したHCSCコンポーネントが停止して,HCSCサーバから削除されていることを確認します。HCSC-Managerのログイン方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.1 HCSCサーバのオペレーションをするための準備」を参照してください。
上の例では,選択したビジネスプロセス(BP1),および選択したビジネスプロセスに定義されているユーザ定義受付(Reception1)が,停止して削除されていることを確認できます。
(b) すべてのHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する場合
-
ツリービューのサービス定義一覧で右クリックして,[全サービスを停止してサーバから削除]を選択します。
Eclipse起動後,最初に一括実行を実施するときは,[アカウント認証]ダイアログが表示されます。ユーザIDとパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックすると処理が開始されます。Eclipse起動後,2回目以降に一括実行を実施するときは,すぐに処理が開始されます。
-
処理完了を伝えるダイアログが表示されたら,[OK]ボタンをクリックします。
-
必要に応じて,次の内容を確認します。
- 配備定義が削除されているかを確認する
-
ツリービューのシステム構成定義一覧から,すべてのHCSCコンポーネントが削除されていることを確認します。
上の例では,すべてのHCSCコンポーネント(BP1,WebService1,WebService2)が削除されていることを確認できます。
- HCSCコンポーネントが停止してHCSCサーバから削除されているかを確認する
-
HCSC-Managerにログインして,HCSC-Managerビューを選択します。すべてのHCSCコンポーネントが停止して,HCSCサーバから削除されていることを確認します。HCSC-Managerのログイン方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.1 HCSCサーバのオペレーションをするための準備」を参照してください。
上の例では,すべてのHCSCコンポーネント(BP1,WebService1,WebService2,Reception1)が,停止して削除されていることを確認できます。
(3) 注意事項
HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する場合の注意事項を次に示します。
-
選択したHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する場合,次のときにエラーになることがあります。
・開発環境と運用環境でリポジトリの構成形態(データベースとReliable Messagingの組み合わせ)が不一致である。
・運用環境のリポジトリで配備済みのサービスが,開発環境で更新または削除されている。
・開発環境と運用環境のリポジトリ内でSOAPモードが不一致である。
エラーになる場合は,すべてのHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する方法を実施してください。
-
処理の途中でエラーが発生した場合,処理を中断して一括実行を終了します。ただし,エラー発生前に一括実行が終了している処理は,実行前の状態に戻りません。その場合,エラーの発生原因を取り除いて,再度実行してください。
-
HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する処理の一括実行に失敗すると,サービスが起動できない状態となり,HCSCコンポーネントを停止するまで再度実行できなくなることがあります。処理に失敗した場合は,csccompostop -allコマンド,csccompoundeploy -allコマンドの順に実行してHCSCコンポーネントを停止し,アンデプロイしてください。そのあと,HCSCコンポーネントをHCSCサーバから削除してください。
csccompostopコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompostop(HCSCコンポーネントの停止)」を参照してください。csccompoundeployコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompoundeploy(配備済みのHCSCコンポーネントの削除)」を参照してください。