8.6.1 停止から削除までの処理の流れ
HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する一連の処理の流れ,および操作対象となるHCSCコンポーネントの範囲を次に説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 処理の流れ
HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する一連の処理の流れを次の図に示します。なお,図の2.〜4.は,ユーザが開発環境で操作すると,自動的に実行されます。
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ユーザは開発環境で,一括実行を実施します。
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実行環境のHCSCサーバで稼働しているHCSCコンポーネントが停止されます。
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実行環境のHCSCサーバからHCSCコンポーネントが削除されます。
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開発環境でHCSCコンポーネントの配備定義が削除され,リポジトリ内のシステム構成定義が更新されます。
(2) 操作対象となるHCSCコンポーネント
選択したHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する場合と,すべてのHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する場合とで,操作対象となるHCSCコンポーネントが異なります。なお,ここでいう操作対象とは,停止から削除までの一連の処理が実行されるHCSCコンポーネントのことです。
- 選択したHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する場合
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開発環境で選択したHCSCコンポーネントが操作対象となります。選択したHCSCコンポーネントがビジネスプロセスの場合,そのビジネスプロセスに定義されているユーザ定義受付(呼出先固定)も操作対象に含まれます。選択したHCSCコンポーネントに定義されているビジネスプロセスおよびサービスアダプタは,操作対象に含まれません。
ビジネスプロセスを選択した場合に操作対象となるHCSCコンポーネントの範囲を次の図に示します。
図8‒7 操作対象となるHCSCコンポーネントの範囲(ビジネスプロセスを選択した場合) なお,ここでの「HCSCコンポーネントの参照」とは,ユーザ定義受付(呼出先固定)の追加とサービス呼出アクティビティでの指定によって,ほかのHCSCコンポーネントを使用することです。
- 注意事項
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ユーザ定義受付(呼出先固定)の場合は,開発環境でビジネスプロセスと同時に処理されるため,ユーザ定義受付(呼出先固定)だけを操作対象にすることはできません。ただし,ユーザ定義受付(呼出先選択)は個別の操作対象にできます。
- すべてのHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する場合
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HCSCサーバに配備したすべてのHCSCコンポーネント,および開発環境で配備定義したすべてのHCSCコンポーネントが操作対象になります。