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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


7.8.5 類似度の判定方法

マッピング定義をコピーすると,コピー元となるマッピング定義のスキーマの要素と,コピー先のスキーマの要素が比較され,類似した要素があった場合にコピーされます。類似した要素が複数あるときは,優先度の高い順にコピーされます。マッピングがコピーされる優先度を次に説明します。

注意事項

次の条件に当てはまるファンクションについては,優先度に関係なく,コピーされません。

  • ソート条件が設定されているくり返しファンクションのうち,ソート条件に対応する変換元ノードがないもの

  • 連携パスが設定されているくり返しファンクションのうち,連携パスに対応する変換元ノードがないもの

  • 条件が設定されている選択ファンクションのうち,条件に対応する変換元ノードがないもの

〈この項の構成〉

(1) 構造一致複製マッピング

構造一致複製マッピングでマッピング定義をコピーした場合に,マッピングがコピーされる優先度を次の表に示します。

表7‒5 マッピング定義がコピーされる優先度(構造一致複製マッピング)

優先度

スキーマ論理名

親パス

要素名

1

2

×

(凡例)

○:一致します。

×:一致しません。

(2) 要素名一致複製マッピング

要素名一致複製マッピングでマッピング定義をコピーした場合に,マッピングがコピーされる優先度を次の表に示します。

表7‒6 マッピング定義がコピーされる優先度(要素名一致複製マッピング)

優先度

要素

パス

名前空間

要素名

名前空間

要素名

1

×

×

2

×

×

×

3

×

4

×

×

5

×

×

(凡例)

○:一致します。

△:一部一致します。

×:一致しません。

なお,要素名一致複製マッピングでは,コピーした要素の依存関係に矛盾が生じないようにする必要があります。依存関係が設定されている変換先ノードをコピーする場合は,次の条件に合わせてコピーします。

また,次に示す値にノード条件が設定されている場合は,条件が設定されている祖先ノードが,変換先ノードおよびファンクションの接続元となる変換元ノードの祖先ノードになるようにコピーします。