7.5.20 基数変換する
入力値を入力基数で指定した基数であるものとし,入力値を出力基数に指定した基数に変換します。入力値が入力基数で指定した基数以外の場合は,エラーの値(NaN)を返します。入力値が64ビットを超える場合,64ビットより上位ビットを切り捨てます。
なお,基数変換ファンクションは,ビッグエンディアンで処理します。
基数変換の仕様を次に示します。
-
入力基数が10進数の場合,64ビットとして基数変換する。
-
出力基数が10進数の場合,4ビット単位に拡張した入力データの最上位ビットを符号ビットとする。
-
入力基数と出力基数が10進数でない場合,変換元のビット長に合わせる。入力基数が2進数の場合,4ビットに満たないデータは4ビット単位になるよう拡張する。
-
入力基数の入力値の形式を次に示す。
入力基数
形式
2進数
[01]+
10進数
[+-]?[0-9]+
16進数
[0-9a-fA-F]+
- 〈この項の構成〉
(2) 設定手順
入力値を出力基数に指定した基数に変換する手順を次に示します。
-
パレットから基数変換ファンクション(radix)を選択して,マッピングビューアに配置します。
-
マッピング線を設定します。
-
次のどちらかの方法で[基数変換]ダイアログを表示させます。
-
基数変換ファンクションを右クリックして,[設定]を選択します。
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基数変換ファンクションをダブルクリックします。
[基数変換]ダイアログが表示されます。
[基数変換]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.39 基数変換ダイアログ」を参照してください。
-
-
[入力]に基数変換の入力値を指定する場合,[ノード選択]ボタンをクリックします。
[ノード選択]ダイアログが表示されます。
-
入力値となるノードセットを指定します。
[入力]に基数変換の入力値が設定されます。
-
[入力]に指定されている入力値に条件を設定して,その条件を満たす場合だけマッピングさせたい場合,[ノード条件設定]ボタンをクリックします。
[ノード条件設定]ダイアログが表示されます。
ノード条件の設定方法については,「7.7 ノード条件を設定する」を参照してください。また,[ノード条件設定]ダイアログについては,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.11 ノード条件設定ダイアログ」を参照してください。
-
[入力]に基数変換の対象とするファンクションを指定したい場合,[ファンクション選択]ボタンをクリックします。
[ファンクション選択]ダイアログが表示されます。
[ファンクション選択]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.9 ファンクション選択ダイアログ」を参照してください。
-
入力基数を指定します。
-
出力基数を指定します。
-
[OK]ボタンをクリックします。
(3) 実行例
実行例を次に示します。
入力 |
基数変換 |
結果 |
---|---|---|
1101 |
2進数→10進数 |
-3 |
0100 |
2進数→10進数 |
4 |
1101 |
2進数→16進数 |
d |
11 |
10進数→2進数 |
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1011※1 |
11 |
10進数→16進数 |
00 00 00 00 00 00 00 0b※1 |
11 |
16進数→2進数 |
0001 0001 |
11 |
16進数→10進数 |
17 |
8b |
16進数→10進数 |
-117 |
1102 |
2進数→10進数 |
NaN※2 |
110f |
10進数→16進数 |
NaN※2 |