8.6.2 FTPコマンドの実行
ここでは,FTPアダプタの機能として,FTPアダプタが実行するFTPコマンドの種類,実行条件,およびタイマ管理などについて説明します。
FTPアダプタは,ビジネスプロセスから実行要求を受けたあと,条件に応じてFTPサーバに認証・接続や転送コマンドなどのFTPコマンドを実行します。
FTPアダプタが実行するFTPコマンドの種類,および実行条件を次の表に示します。
分類 |
FTPコマンド |
コマンドの実行可否 |
---|---|---|
接続・認証 |
(connect処理) |
◎ |
AUTH |
△※1 |
|
USER |
◎ |
|
PASS |
◎ |
|
ACCT |
△※2 |
|
保護レベル |
PBSZ |
△※3 |
PROT |
△※3 |
|
転送パラメタ |
TYPE |
△※2 |
MODE |
△※2 |
|
PASV,PORT,EPSV,EPRT |
○※4 |
|
ファイルサイズ確認 |
SITE FSIZE |
△※5 |
転送前コマンド・転送後コマンド, リスト前コマンド・リスト後コマンド※6 |
MDTM,SIZE,STAT,DELE,MKD,XMKD,RMD,XRMD,PWD,XPWD,CDUP,XCUP,CWD,XCWD,NOOP,SITE,RNFR,RNTO,ALLO,OPTS,STRU,SYST |
△※7 |
転送または情報取得 |
STOR,APPE,RETR,LIST,NLST |
○※2 |
ABOR |
△※8 |
|
切断 |
QUIT |
◎ |
- 注意事項
-
FTPアダプタが実行するFTPコマンドの仕様はRFC959,RFC2228,RFC2428,およびRFC3659に準拠しています。ただし,次のコマンドは,RFCの仕様とFTPアダプタの仕様とで機能に差異があります。
-
TYPE
FTPアダプタのTYPEコマンドにEBCDICは指定できません。
-
MODE
FTPアダプタのMODEコマンドにブロックモードは指定できません。
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LIST
コマンドの引数でオプションを指定できます。ただし,接続先FTPサーバがオプションの指定をサポートしている必要があります。
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NLST
コマンドの引数でオプションを指定できます。ただし,接続先FTPサーバがオプションの指定をサポートしている必要があります。
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