31.1.2 CORBA::MarshalInBufferのコンストラクタとデストラクタ
-
CORBA::MarshalInBuffer(
char *read_buffer,
CORBA::ULong length,
CORBA::Boolean release_flag=0,
CORBA::ULong start_offset =0,
CORBA::Boolean byte_order = CORBA::ByteOrder);
これはデフォルトのコンストラクタです。
-
read_buffer
マーシャリングされたデータが実際に書き込まれたバッファ
-
length
read_bufferに書き込まれた最大バイト数
-
release_flag
trueを設定すると,このオブジェクトがデストラクトされた際に,read_bufferに対応するメモリが解放されます。デフォルト値はfalseです。
-
start_offset
read_bufferからデータを読み込む際の開始オフセットを設定します。
デフォルト値は0です。
-
byte_order
リトルエンディアンバイトオーダが使用されていることを示す場合は,trueを設定し,ビッグエンディアンバイトオーダが使用されていることを示す場合はfalseを設定します。
-
-
virtual ~CORBA::MarshalInBuffer();
これは,デフォルトのデストラクタです。release_flagにtrueを設定した場合,このオブジェクトに対応するバッファメモリが解放されます。オブジェクトを生成するときにrelease_flagを設定するか,またはrelease_flagメソッドを呼び出すことによって,release_flagを設定できます。release_flagメソッドについては,「31.1.3 CORBA::MarshalInBufferのメソッド」の「void release_flag(CORBA::Boolean val);」を参照してください。