31.1 CORBA::MarshalInBuffer
class CORBA::MarshalInBuffer : public VISistream
このクラスは,バッファからIDL型の読み込みができるようにするストリームバッファを表し,実装するインタセプタメソッドによって使用されます。インタセプタインタフェースの詳細については,「27. ポータブルインタセプタインタフェースとクラス(C++)」を参照してください。
CORBA::MarshalInBufferクラスは,応答メッセージに対応するデータを抽出するために,クライアント側で使用します。サーバ側では,オペレーション要求に対応するデータを抽出するために使います。このクラスは,バッファからさまざまな型のデータを取り出すメソッドを数多く提供しています。
このクラスは,CORBA::MarshalInBufferポインタをテストおよび操作する静的メソッドを提供します。また,包含オブジェクトを自動的に管理するオブジェクトラッパーを提供する,CORBA::MarshalInBuffer_varクラスも提供します。
クラスの説明で使用する用語について次に記載します。
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開始オフセットとは,確保されたバッファの先頭アドレスからマーシャルバッファが管理する領域が始まるアドレスまでのバイト数を示す値です。
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シークポジションとは,バッファ内の現在の操作位置です。