1.5.2 説明
JavaバイトコードからIDLファイルを生成したい場合,java2idlを使用します。
Javaバイトコードがある場合にこのコマンドを使用すると,そのJavaバイトコードからIDLファイルを生成してC++などのプログラミング言語で使用できるようになります。
構文の例で示したように-oオプションを使用すると,三つのJavaバイトコードファイル(Account,Client,およびServer)がfinal.idlファイルに出力されます。デフォルトでは,出力結果は画面に表示されます。
- キーワード
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キーワードは,次のオプションと処理対象のJavaバイトコードファイルの両方を含みます。
- オプション
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-D, -define foo[=bar]
fooに指定したプリプロセサマクロを定義します。barで値を指定することもできます。
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-I, -include <dir>
インクルードファイルのディレクトリを絶対パスまたは相対パスで指定します。インクルードファイルを検索するときに指定します。
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-H, -list_includes
インクルードファイルのパスを標準出力に出力します。
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-[no_]idl_strict
IDLソースに対して厳密にOMG標準規格を適用することを指定します。デフォルトはoffです。
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-[no_]builtin <TypeCode|Principal>
TypeCodeまたはPrincipalという固有の型を生成します。
引数にTypeCodeまたは,Principalのどちらかを指定してください。
デフォルトはonです。
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-[no_]warn_unrecognized_pragmas
#pragmaが認識されない場合に警告を表示します。デフォルトはonです。
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-[no_]back_compat_mapping
VisiBroker 3.x互換のマッピングを使用することを指定します。
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-import <IDL file name>
IDL定義を追加してロードします。
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-o <file>
出力ファイルの名前を指定します。または,標準出力に出力させる場合は「-」を指定します。
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-strict
OMGの規格に厳密に従ってコード生成することを指定します。デフォルトはoffです。
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-version
Borland Enterprise Server VisiBrokerのバージョン番号を表示します。
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-[no_]preprocess_only
プリプロセシングしたあとで,入力ファイルをパーシングしないようにします。デフォルトはoffです。
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-[no_]idlentity_array_mapping
IDLEntityの配列をboxedRMI型でのboxedIDLにマッピングします。
デフォルトはoffです。
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-h, -help, -usage, -?
ヘルプ情報を出力します。
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このほか,java2idlのオプションとして,vbjのオプションを使用できます。vbjのオプションについては,「1.7 vbj」を参照してください。