17.4 KFCB40000からKFCB49999までのメッセージ
TPBrokerが出力するKFCB40000からKFCB49999までのメッセージについて説明します。
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KFCB40010-W
A transaction branch has taken too long time on its completion process. status=aa....aa method=bb....bb id=cc....cc info=dd....dd
aa....aa:現在のステータス
bb....bb:決着処理のメソッド名
cc....cc:トランザクションID
dd....dd:保守情報
- [要因]
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グローバルトランザクションの決着処理に時間が掛かっています。
- [システムの処理]
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決着処理が始まってから60秒以上経過すると,このメッセージを出力します。メッセージ出力後も,決着処理は継続します。
- [対策]
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リソースマネジャ,サーバプロセスの状態を確認し,次の状態に陥っていないか確認してください。
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リソースマネジャの停止,またはリソースマネジャとの通信接続の切断。
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リモート呼び出し元もしくは呼び出し先のサーバプロセスの停止,または通信接続の切断。
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ステータスファイルへの書き込み処理の遅延。
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KFCB40011-E
A transaction branch has decided to complete heuristically. method=aa....aa outcome=bb....bb tid=cc....cc info=dd....dd
aa....aa:決着処理のメソッド名
bb....bb:ヒューリスティック決着の種別
cc....cc:トランザクションID
dd....dd:保守情報
- [要因]
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グローバルトランザクションがヒューリスティック決着をしました。
ヒューリスティック決着の種別(bb....bb)によって,詳細は次のとおりになります。
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HeuristicHazard:各リソースマネジャのトランザクションが一貫性を保って決着したことが確認できませんでした。トランザクションの一貫性が失われている可能性があります。
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HeuristicCommit:このトランザクションブランチの参加リソースすべてがヒューリスティック決着によってコミットしました。
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HeuristicRollback:このトランザクションブランチの参加リソースすべてがヒューリスティック決着によってロールバックしました。
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HeuristicMixed:一部のリソースマネジャのトランザクションがコミットし,ほかのリソースマネジャのトランザクションがロールバックしました。トランザクションの一貫性は失われました。
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- [対策]
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各リソースマネジャで,トランザクションの状態を確認してください。トランザクションID(cc....cc)と同じグローバルトランザクションIDを持つブランチについて,各リソースマネジャでのトランザクションの決着方法(コミットまたはロールバック)を確認してください。
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KFCB40012-I
A transaction branch has completed normally, overriding heuristic completion in some participants. method=aa....aa original=bb....bb outcome=cc....cc tid=dd....dd info=ee....ee
aa....aa:決着処理のメソッド名
bb....bb:参加リソースに存在したヒューリスティックの種別
cc....cc:グローバルトランザクションの決着方法
dd....dd:トランザクションID
ee....ee:保守情報
- [要因]
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参加リソースのヒューリスティック決着の結果と,グローバルトランザクションの決着方法とが一致したため,グローバルトランザクションは一貫性を保ったまま決着しました。
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KFCB40013-W
A participant has completed heuristically. method=aa....aa outcome=bb....bb participant=cc....cc info1=dd....dd info2=ee....ee
aa....aa:現象が発生した参加リソースのメソッド名
bb....bb:aa....aaが返した決着結果
cc....cc:現象が発生した参加リソースの情報(リソースの種類,XidまたはGid)
dd....dd:保守情報1
ee....ee:保守情報2
- [要因]
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グローバルトランザクションの参加リソース(cc....cc)がヒューリスティック決着をしました。
- [対策]
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このメッセージに続いて,グローバルトランザクションの決着結果を示すメッセージが出力されます。出力されたメッセージに従って対処してください。
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KFCB40014-W
Unable to distinguish the outcome of a participant due to a communication error. method=aa....aa outcome=bb....bb participant=cc....cc info1=dd....dd info2=ee....ee
aa....aa:現象が発生した参加リソースのメソッド名
bb....bb:aa....aaが返した決着結果
cc....cc:現象が発生した参加リソースの情報(リソースの種類,XidまたはGid)
dd....dd:保守情報1
ee....ee:保守情報2
- [要因]
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グローバルトランザクションの決着処理中に参加リソース(cc....cc)との接続が失われたため,決着結果が不明になりました。ただし,リソースマネジャで,ほかのエラーが発生していない場合は,通常トランザクションの一貫性はリソースマネジャによって保証されます。
- [対策]
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リソースマネジャでトランザクションの状態に異常が発生していないか確認してください。
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KFCB40015-W
Duplicate status file definition. path=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:ステータスファイルのパス名称
bb....bb:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルの格納ディレクトリ名称同士が重複しています。
- [システムの処理]
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J2EEサーバ起動時,またはEJBクライアント起動時にこのメッセージが出力される場合は,予備ステータスファイルのパス名称を無視し,ステータスファイルを二重化しません。cjlisttrnfileコマンド発行時にこのメッセージが出力される場合は,予備ステータスファイルのパス名称を無視し,主ステータスファイルのトランザクション情報を表示します。
- [対策]
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予備ステータスファイルのパス名称またはステータスファイルのパス名称のどちらかを変更し,重複を避けてください。
ステータスファイルのパス名称は,J2EEサーバ,またはEJBクライアントのプロパティejbserver.distributedtx.ots.status.directory1およびejbserver.distributedtx.ots.status.directory2で指定されます。
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KFCB40016-E
Invalid status file path. path=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:ステータスファイルのディレクトリ名称
bb....bb:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルのディレクトリ名称が不正です。
- [対策]
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J2EEサーバ,またはEJBクライアントのプロパティejbserver.distributedtx.ots.status.directory1またはejbserver.distributedtx.ots.status.directory2を確認し,次の状態になっていないか確認してください。
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指定されたパス名称に通常ファイル以外のファイル(ディレクトリなど)がすでに存在している。
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指定されたパス名称のファイルに対するアクセス権限が正しく設定されていないため,読み書きできない状態になっている。
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ステータスファイル(予備ステータスファイルではない)のパス名称が,空文字列になっている。
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KFCB40017-W
Invalid property was defined. Replaced with default property. name=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:不正なプロパティ名
bb....bb:メソッド名
- [要因]
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プロパティに設定された値が不正です。
- [システムの処理]
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設定値の代わりにデフォルト値を使用します。
- [対策]
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プロパティの設定値を見直してください。
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KFCB40018-E
Initialization failed. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
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インプロセストランザクションサービスの初期化に失敗しました。
- [対策]
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初期化に失敗した要因がほかのメッセージで示されます。メッセージを参照して,問題を解決してください。
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KFCB40019-E
Invalid host name. name=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:ホスト名
bb....bb:保守情報
- [要因]
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ホスト名が不正です。
- [対策]
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J2EEサーバのホスト名の設定値を見直してください。また,J2EEサーバおよびEJBクライアントが動作するマシンのホスト名の設定を見直してください。
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KFCB40020-E
Internal error occurred. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
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内部エラーが発生しました。
- [対策]
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保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
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KFCB40021-E
Failed to allocate a status file entry. The transaction branch will rollback. method=aa....aa tid=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:決着処理のメソッド名
bb....bb:トランザクションID
cc....cc:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルの同時使用エントリ数が上限に達したため,トランザクションをコミット決着できません。
- [システムの処理]
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トランザクションはロールバックします。
- [対策]
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同時に決着処理を実行するトランザクション数を減らしてください。
また,長時間にわたって未決着トランザクションが残留していないか確認してください。トランザクションの決着処理が遅延する要因として,次のことが考えられます。
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リソースマネジャの停止,またはリソースマネジャとの通信接続の切断。
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リモート呼び出し元もしくは呼び出し先のサーバプロセスの停止,または通信接続の切断。
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ステータスファイルへの書き込み処理の遅延。
問題が解決しない場合は,保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
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KFCB40022-E
Failed to write a transaction status to a status file. path=aa....aa method=bb....bb tid=cc....cc info=dd....dd
aa....aa:失敗したステータスファイルのパス名称
bb....bb:決着処理のメソッド名
cc....cc:トランザクションID
dd....dd:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルに対してトランザクション決着処理のステータスを書き込むことができませんでした。
- [システムの処理]
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インプロセストランザクションサービスは動作を停止します。
- [対策]
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ステータスファイルが存在するHDDでハード障害が発生していないか確認してください。
ハード障害が発生していた場合,J2EEサーバ,またはEJBクライアントを停止させ,次の1,2どちらかの手順を実施後,J2EEサーバ,またはEJBクライアントを開始してください。
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ejbserver.distributedtx.ots.status.directory1またはejbserver.distributedtx.ots.status.directory2のうち,ハード障害が発生したプロパティを別の障害が発生していないパスに変更する。
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HDDを交換する。
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KFCB40024-E
Internal error. Treat it as HeuristicHazard. method=aa....aa tid=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:決着処理のメソッド名
bb....bb:現象が発生したトランザクションID
cc....cc:保守情報
- [要因]
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決着処理中に内部エラーが発生しました。
- [システムの処理]
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決着処理中のトランザクションはヒューリスティック決着したものとして取り扱います。
- [対策]
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保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
また,トランザクションの一貫性が失われている可能性がありますので,リソースマネジャでトランザクションの状態を確認してください。
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KFCB40025-E
Prepared branch has abnormally rolled back in a commit operation. method=aa....aa tid=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:決着処理のメソッド名
bb....bb:トランザクションID
cc....cc:保守情報
- [要因]
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プリペア済トランザクションに対してコミットを試みましたが,異常が発生しトランザクションはロールバックしました。
- [対策]
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トランザクションの一貫性が失われている可能性がありますので,リソースマネジャでトランザクションの状態を確認してください。
トランザクションがロールバックした要因は,同時に出力されるほかのメッセージや例外情報に示されています。そちらを参照して対処してください。
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KFCB40026-E
A participant returned an unexpected error code. method=aa....aa outcome=bb....bb participant=cc....cc info1=dd....dd info2=ee....ee
aa....aa:現象が発生した参加リソースのメソッド名
bb....bb:現象の要因となったエラーコード
cc....cc:現象が発生した参加リソースの情報(リソースの種類,XidまたはGid)
dd....dd:保守情報1
ee....ee:保守情報2
- [要因]
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グローバルトランザクションの参加リソース(cc....cc)が,決着処理に対して予期しない戻り値を戻しました。
トランザクションの一貫性が失われている可能性があります。
- [対策]
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リソースマネジャの動作および状態を確認してください。
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KFCB40027-W
A participant could not forget its heuristic decision. method=aa....aa outcome=bb....bb participant=cc....cc info1=dd....dd info2=ee....ee
aa....aa:現象が発生した参加リソースのメソッド名
bb....bb:現象の要因となったエラーコード
cc....cc:現象が発生した参加リソースの情報(リソースの種類,XidまたはGid)
dd....dd:保守情報1
ee....ee:保守情報2
- [要因]
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グローバルトランザクションの参加リソース(cc....cc)が,ヒューリスティック決着状態を忘れることができませんでした。
- [対策]
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リソースマネジャの動作を確認してください。
このメッセージが出力されても,グローバルトランザクションの決着結果には特に影響ありません。
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KFCB40028-W
The reboot counter has reached the maximum permissive value. Reset to zero. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
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トランザクションIDまたはXid内に保持する,J2EEサーバ,またはEJBクライアントの再起動回数カウンタが,ラップして0(ゼロ)に戻りました。参加リソースに割り振られるXidが重複する可能性があります。
- [システムの処理]
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ステータスファイルを新規に作成して以降,J2EEサーバ,またはEJBクライアントの起動回数が2,147,483,647回に達すると表示します。
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KFCB40029-E
Could not create a management information of status file. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
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ステータスファイル管理領域情報の設定に失敗しました。
ステータスファイルを利用できません。
- [対策]
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ステータスファイルが存在するHDDのハード障害が発生していないか確認してください。
解決しない場合,例外情報やほかのメッセージを参照して,問題を解決してください。
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KFCB40030-E
The status entry was already released. number=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:エントリ番号
bb....bb:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルのエントリ管理処理で内部エラーが発生しました。
- [対策]
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保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
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KFCB40031-E
The status entry was broken. number=aa....aa info1=bb....bb info2=cc....cc
aa....aa:エントリ番号
bb....bb:保守情報1
cc....cc:保守情報2
- [要因]
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ステータスファイルの特定エントリの内容が不正なため,読み出すことができませんでした。
J2EEサーバ,またはEJBクライアントの異常終了後,最初のJ2EEサーバ,またはEJBクライアントの起動時にこのメッセージを出力した場合は,ステータスファイルに書き込まれていた決着中のトランザクション情報が回復できなかった可能性があります。
- [対策]
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トランザクションの一貫性が失われる可能性がありますので,リソースマネジャでトランザクションの状態を確認してください。
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KFCB40032-E
Status file write error. path=aa....aa fail=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:ステータスファイルのパス名称
bb....bb:書き込み失敗要因(期待した書き込みサイズと実際の値との差分,または発生した例外文字列)
cc....cc:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルへの書き込みに失敗しました。
- [対策]
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次の内容を確認してください。
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指定されたパス名称に正しいファイルが存在しているか。
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指定されたパス名称のファイルへのアクセス権限は正しく設定されているか。
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ステータスファイルが存在するHDDのハード障害が発生していないか。
解決しない場合は,例外情報やほかのメッセージを参照して,問題を解決してください。
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KFCB40033-I
Created new status file. path=aa....aa
aa....aa:ステータスファイル名
- [要因]
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新しいステータスファイルが,正常に作成されました。
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KFCB40034-W
Invalid file was found. Forcibly overwritten with newly-created status file. path=aa....aa
aa....aa:ステータスファイルのパス名称
- [要因]
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指定されたパスに,ステータスファイルではない不正なファイルが見つかりました。
- [システムの処理]
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不正なファイルは強制的に削除し,新規ステータスファイルを作成して上書きしました。
- [対策]
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ステータスファイルのパス位置には,正しいステータスファイルだけを置いてください。
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KFCB40035-W
The sequence number of the transaction id has reached the maximum permissive value. Reset to zero. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
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トランザクションIDまたはXidに割り振る通番が,ラップして0(ゼロ)に戻りました。参加リソースに割り振られるXidが重複する可能性があります。
J2EEサーバ,またはEJBクライアントを起動して一度も再起動しないまま,連続して2の63乗個トランザクションIDまたはXidを生成した場合に表示されます。
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KFCB40038-E
A participant work has been rolled back due to RM error. (Catastrophic error.) method=aa....aa participant=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:現象が発生した参加リソースのメソッド名
bb....bb:現象が発生した参加リソースの情報(リソースの種類,XidまたはGid)
cc....cc:保守情報
- [要因]
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グローバルトランザクションの参加リソース(bb....bb)にエラーが発生し,参加リソースのプリペア済トランザクションが2相目のコミット処理でロールバックしました。
- [対策]
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本メッセージに続いて,グローバルトランザクションの決着結果を示すメッセージが出力されますので,それに従って対処してください。
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KFCB40039-E
A participant work has been rolled back due to RM error. method=aa....aa participant=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:現象が発生した参加リソースのメソッド名
bb....bb:現象が発生した参加リソースの情報(リソースの種類,XidまたはGid)
cc....cc:保守情報
- [要因]
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グローバルトランザクションの参加リソース(bb....bb)にエラーが発生し,参加リソースに対する1相コミット処理がロールバックしました。
- [対策]
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リソースマネジャでトランザクションの状態に異常が発生していないか確認してください。
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KFCB40040-E
Could not know if a participant work has been rolled back due to RM error. Treat it as HeuristicHazard. method=aa....aa participant=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:現象が発生した参加リソースのメソッド名
bb....bb:現象が発生した参加リソースの情報(リソースの種類,XidまたはGid)
cc....cc:保守情報
- [要因]
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グローバルトランザクションの参加リソース(bb....bb)にエラーが発生し,参加リソースに対するロールバック処理に失敗しました。トランザクションの一貫性が失われている可能性があります。
- [対策]
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リソースマネジャの動作を確認してください。
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KFCB40041-E
Status file read error. path=aa....aa size=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:ステータスファイルのパス名称
bb....bb:読み込み失敗要因(期待した読み込みサイズと実際の値との差分,または発生した例外文字列)
cc....cc:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルからの読み込みに失敗しました。
- [対策]
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次の内容を確認してください。
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指定されたパス名称に正しいファイルが存在しているか。
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指定されたパス名称のファイルへのアクセス権限は正しく設定されているか。
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ステータスファイルが存在するHDDのハード障害が発生していないか。
解決しない場合,例外情報やほかのメッセージを参照し,問題を解決してください。
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KFCB40042-E
Status file open error. path=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:失敗したステータスファイルのパス名称
bb....bb:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルのオープンに失敗しました。
- [対策]
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次の内容を確認してください。
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指定されたパス名称に正しいファイルが存在しているか。
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指定されたパス名称のファイルへのアクセス権限は正しく設定されているか。
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ステータスファイルが存在するHDDのハード障害が発生していないか。
解決しない場合,例外情報やほかのメッセージを参照し,問題を解決してください。
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KFCB40043-E
The specified status file may hold transaction status which belongs to other TM. info1=aa....aa info2=bb....bb
aa....aa:ステータスファイルを作成したJ2EEサーバ,EJBクライアントのホスト名と実サーバ名,またはクライアント名
bb....bb:保守情報
- [要因]
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起動しようとしているJ2EEサーバ,またはEJBクライアントは,ステータスファイルと次の情報が異なるため起動できません。
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ホスト名,またはIPアドレス
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J2EEサーバの実サーバ名,またはEJBクライアントのクライアント名
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- [対策]
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ほかのJ2EEサーバ,またはEJBクライアントと同一のステータスファイルを重複して指定していないか確認してください。
ステータスファイルのパス名称は,J2EEサーバ,またはEJBクライアントのプロパティejbserver.distributedtx.ots.status.directory1およびejbserver.distributedtx.ots.status.directory2で指定されます。
これ以外の場合,次の設定がステータスファイル生成以降に変更されています。
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J2EEサーバ,またはEJBクライアントが起動するマシンのホスト名,またはIPアドレス
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J2EEサーバのvbroker.se.iiop_tp.hostプロパティ
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J2EEサーバの実サーバ名,またはEJBクライアントのクライアント名
この場合,次の手順で対処してください。
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変更した設定を元に戻します。
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J2EEサーバ上,またはEJBクライアント上でトランザクションが存在しない状態で,J2EEサーバ,またはEJBクライアントを停止してください。
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ホスト名,IPアドレス,プロパティvbroker.se.iiop_tp.hostの値,実サーバ名,およびクライアント名を設定してください。
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ejbserver.distributedtx.ots.status.directory1キーで指定したディレクトリ,およびejbserver.distributedtx.ots.status.directory2キーで指定したディレクトリを削除してください。
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J2EEサーバ,またはEJBクライアントを起動してください。
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KFCB40044-E
The status file version was not supported. version=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:ステータスファイルのバージョン情報
bb....bb:保守情報
- [要因]
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指定されたステータスファイルのバージョンは,サポートしていません。
- [対策]
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指定したステータスファイルが正しいものであるか確認してください。
ステータスファイルのパス名称は,J2EEサーバ,またはEJBクライアントのプロパティejbserver.distributedtx.ots.status.directory1およびejbserver.distributedtx.ots.status.directory2で指定されます。
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KFCB40045-E
Attempted to use an invalid resource which does not pass the recovery permission check. tid=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:トランザクションID
bb....bb:保守情報
- [要因]
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未決着トランザクションの走査に失敗したか,または適切な権限がないリソースを,グローバルトランザクションに参加させようとしました。
未決着トランザクションの走査が可能なリソースだけを,グローバルトランザクションに参加させることができます。
- [対策]
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次の内容を確認して,対処してください。
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リソースの設定内容
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対象リソースが起動しているかどうか
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ネットワーク障害が発生していないかどうか
対象リソースへ接続できている場合は,未決着トランザクションの走査ができるように,適切な権限を設定してください。設定に問題がない場合は,保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
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KFCB40046-E
Failed to allocate status file entry. method=aa....aa tid=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:決着処理のメソッド名
bb....bb:トランザクションID
cc....cc:保守情報
- [要因]
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ステータスファイルの同時使用エントリ数が上限に達したため,トランザクションがヒューリスティック決着したことをステータスファイルに記録できません。
- [対策]
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同時に決着処理を実行するトランザクション数を減らしてください。
また,長時間にわたって未決着トランザクションが残留していないか確認してください。トランザクションの決着処理が遅延する要因には,次のものが考えられます。
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リソースマネジャの停止,またはリソースマネジャとの通信接続の切断。
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リモート呼び出し元もしくは呼び出し先のサーバプロセスの停止,または通信接続の切断。
-
ステータスファイルへの書き込み処理の遅延。
問題が解決しない場合,保守情報を取得して保守員に連絡してください。
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KFCB40047-E
Could not know if a transaction branch has rolled back due to participants'' erroneous behavior. method=aa....aa outcome=bb....bb tid=cc....cc info=dd....dd
aa....aa:決着処理のメソッド名
bb....bb:すべての参加リソースの決着結果を総合した結果
cc....cc:トランザクションID
dd....dd:保守情報
- [要因]
-
グローバルトランザクションのロールバック処理中に一部の参加リソースにエラーが発生したため,正しくロールバック処理が行われたことを確認できません。
- [対策]
-
リソースマネジャで,トランザクションが正常にロールバックされているかどうか確認してください。
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KFCB40048-E
Local host information is unavailable. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
OSのネットワーク設定が有効でないため,ローカルホスト情報を入手できません。このため,インプロセストランザクションサービスの初期化に失敗しました。
- [対策]
-
OSのネットワーク設定を見直してください。
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KFCB40049-W
Deprecated property is found. key=aa....aa value=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:推奨されていないプロパティのキー
bb....bb:推奨されていないプロパティに設定された値
cc....cc:保守情報
- [要因]
-
旧バージョンのインプロセストランザクションサービスだけで有効なプロパティのキーaa....aaに,bb....bbが設定されました。現在のバージョンのインプロセストランザクションサービスでは,このプロパティは使用できません。
- [対策]
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代替のプロパティを使用してください。
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KFCB40050-E
Failed to rename a file. from=aa....aa attemptedTo=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:移動元ファイルのパス名称
bb....bb:ファイルの移動先のパス名称
cc....cc:保守情報
- [要因]
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ファイルの移動に失敗しました。インプロセストランザクションサービスは,正しく初期化できませんでした。
- [対策]
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移動元ファイルが使用中でないか確認してください。使用中の場合は,ファイルの使用を終了させてください。なお,使用中となる要因にcjlisttrnfileコマンドの投入があります。コマンドが終了していることを確認してください。使用中でない場合は,ファイルの移動先のパスが,書き込みできない状態になっていないか確認してください。書き込みできない状態になっている場合は,書き込み可能な状態にしてください。
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KFCB40051-I
OTS in-process mode has initialized successfully. TmInfo=aa....aa TmHash=bb....bb recoveryPort=cc....cc statusFile=dd....dd
aa....aa:OTSトランザクションマネジャの識別に使用するホスト名と実サーバ名またはクライアント名
bb....bb:上記ホスト名と実サーバ名またはクライアント名を示すハッシュ値(XIDに埋め込まれる値)
cc....cc:分散トランザクション回復用ポート番号
dd....dd:使用されるステータスファイルのパス名称
- [要因]
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インプロセスOTSは正しく初期化されました。
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KFCB40052-E
Could not create a directory for status files. path=aa....aa info1=bb....bb info2=cc....cc
aa....aa:作成しようとしたディレクトリ名称
bb....bb:保守情報1
cc....cc:保守情報2
- [要因]
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aa....aaディレクトリの作成に失敗しました。インプロセストランザクションサービスは,正しく初期化できませんでした。
- [対策]
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aa....aaに示されているパスに,作成しようとしたディレクトリ名称と同じ名称の一般ファイルや特殊ファイルなどがないか確認してください。同じ名称のファイルがある場合は,異なる名称になるよう対処してください。同じ名称のファイルがない場合は,aa....aaを作成する権限があるか確認してください。権限がない場合は,aa....aaが作成できる権限を設定してください。
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KFCB40053-W
Completion process of transaction was interrupted. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
トランザクションの決着処理が一時的に中断されました。
トランザクションは一時的な障害が解消され次第,整合性を保持したまま決着します。
- [対策]
-
リソースマネジャ,サーバプロセスの状態を確認し,次の状態に陥っていないか確認してください。
-
リソースマネジャの停止,またはリソースマネジャとの通信接続の切断
-
リモート呼び出し先のサーバプロセスの停止,または通信接続の切断
-
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KFCB40099-E
Message format error. id=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:出力できなかったメッセージID
bb....bb:保守情報
- [要因]
-
内部エラーによって,メッセージを出力できません。
- [対策]
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保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
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KFCB40100-E
Argument is null. arg=aa....aa method=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:不正なパラメタのオブジェクト名
bb....bb:現象が発生したメソッド名
cc....cc:保守情報
- [要因]
-
トランザクション処理のオペレーションが発行されましたが,パラメタが不正なため,受け付けませんでした。
- [対策]
-
保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
-
KFCB40101-E
Transaction service is not initialized. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
インプロセストランザクションサービスが初期化されていません。
- [対策]
-
インプロセストランザクションサービスを正しく初期化してください。
初期化に失敗した要因がほかのメッセージで示されていますので,それを参照し,問題を解決してください。
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KFCB40102-E
Failed to decode. target=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:デコードに失敗した対象
bb....bb:保守情報
- [要因]
-
OTSに準拠したリモート呼び出し処理で,通信先プロセスがデコードできない不正な情報を生成しました。このためトランザクション伝播処理を正しく行えません。
デコードに失敗した対象(aa....aa)によって,詳細は次のとおりです。
-
PropagationContext:クライアントプロセスから送付されたトランザクション伝播コンテキストが不正です。
-
TaggedComponent:サーバプロセスのIORに含まれるOTS関連TaggedComponentが不正です。
-
- [対策]
-
通信先プロセスの動作を確認してください。
-
KFCB40104-W
Transaction has already been timed out. method=aa....aa tid=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:現象が発生したメソッド名
bb....bb:トランザクションID
cc....cc:保守情報
- [要因]
-
グローバルトランザクションはすでにタイムアウトしたため,ロールバックしたか,またはロールバックすることに決定しています。
-
KFCB40106-E
Transaction is in completion phase already. method=aa....aa tid=bb....bb info=cc....cc
aa....aa:現象が発生したメソッド名
bb....bb:トランザクションID
cc....cc:保守情報
- [要因]
-
トランザクションの決着オペレーションが発行されましたが,すでに決着処理中のため受け付けませんでした。
- [対策]
-
保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
-
KFCB40107-E
Argument is null. arg=aa....aa method=bb....bb tid=cc....cc info=dd....dd
aa....aa:不正なパラメタのオブジェクト名
bb....bb:現象が発生したメソッド名
cc....cc:トランザクションID
dd....dd:保守情報
- [要因]
-
トランザクション処理のオペレーションが発行されましたが,パラメタが不正なため受け付けませんでした。
- [対策]
-
保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
-
KFCB40108-W
Transaction has begun the completion process. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
トランザクション処理のオペレーションが発行されましたが,すでに決着処理中のため受け付けませんでした。
-
KFCB40110-E
Subordinate branch does not have a Terminator. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
サブオーディネートブランチで,許可されていないオペレーションが発行されました。
- [対策]
-
保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
-
KFCB40111-E
Transaction service is disabled. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
インプロセストランザクションサービスが停止しているか,または正しく初期化されていないため,トランザクション処理を行えません。
- [対策]
-
トランザクションサービスが停止した要因がほかのメッセージで示されますので,それを参照して問題を取り除いてください。
問題が解決しない場合,保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
-
KFCB40113-E
Failed to initialize an OTS-internal POA. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
トランザクションリカバリで使用する固定ポート番号が使用できないか,またはそのほかの理由でインプロセストランザクションサービスの初期化に失敗しました。
- [対策]
-
トランザクションリカバリで使用する固定ポート番号が正しく設定されているか,ejbserver.distributedtx.recovery.portプロパティの値を確認してください。
解決しない場合は,例外情報やほかのメッセージを参照し,問題を解決してください。それでも解決しない場合は,保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
-
KFCB40114-E
The register_initial_reference method failed. name=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:保守情報1
bb....bb:保守情報2
- [要因]
-
内部エラーによって,インプロセストランザクションサービスの初期化に失敗しました。
- [対策]
-
保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
-
KFCB40115-E
The register_policy_factory method failed. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
内部エラーによって,インプロセストランザクションサービスの初期化に失敗しました。
- [対策]
-
保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
-
KFCB40116-E
Since OTSPolicy is REQUIRES, non-transactional call cannot be made. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
サーバはトランザクショナルな呼び出しを要求しています。
- [対策]
-
サーバに対し,トランザクショナルな呼び出しをしているか調べてください。
-
KFCB40117-E
Since OTSPolicy is FORBIDS, transactional call cannot be made. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
サーバはトランザクショナルではない呼び出しを要求しています。
- [対策]
-
サーバに対し,トランザクショナルな呼び出しをしていないかどうかを調べてください。
-
KFCB40118-E
One-way operation is not callable in a transaction context. info=aa....aa
aa....aa:保守情報
- [要因]
-
サーバに対するトランザクショナルな一方送信(一方受信)呼び出しはサポートしていません。
- [対策]
-
サーバの呼び出し方法を見直してください。
-
KFCB40119-E
No value is specified. (option = aa....aa)
aa....aa:オプション名
- [要因]
-
オプション名に対応する値が指定されていません。
- [システムの処理]
-
コマンドの実行を中断します。
- [対策]
-
コマンドのパラメタを見直して,再度実行してください。
-
KFCB40120-E
The same options have been specified repeatedly. (option = aa....aa)
aa....aa:オプション名
- [要因]
-
同じオプションが複数回指定されています。
- [システムの処理]
-
コマンドの実行を中断します。
- [対策]
-
コマンドのパラメタを見直して,再度実行してください。
-
KFCB40121-E
The specified option is invalid. (option = aa....aa)
aa....aa:オプション名(必要なオプションを指定していない場合は空文字)
- [要因]
-
誤ったオプションが指定されています。または,必要なオプションが指定されていません。
- [システムの処理]
-
コマンドの実行を中断します。
- [対策]
-
コマンドのパラメタを見直して,再度実行してください。
-
KFCB40122-E
The specified value is invalid. (option = aa....aa, value = bb....bb)
aa....aa:オプション名
bb....bb:オプション値
- [要因]
-
不正なオプション値が指定されています。
- [システムの処理]
-
コマンドの実行を中断します。
- [対策]
-
コマンドのパラメタを見直して,再度実行してください。
-
KFCB40123-E
Usage: cjlisttrn [servername] [-nameserver providerURL] [-gid globalTransactionId] [-pending] [-time elapsedTime] [-bqual] [-tp1]
- [内容]または[意味]
-
cjlisttrnコマンドの使用方法です。
- [対策]
-
コマンドの引数および値を確認して,再度コマンドを実行してください。
-
KFCB40126-E
Usage: cjlisttrnfile [servername] [-gid globalTransactionId] [-bqual]
- [内容]または[意味]
-
cjlisttrnfileコマンドの使用方法です。
- [対策]
-
コマンドの引数および値を確認して,再度コマンドを実行してください。
-
KFCB40127-I
The status file was not found. path=aa....aa info=bb....bb
aa....aa:ステータスファイルのパス
bb....bb:保守情報
- [要因]
-
ステータスファイルが見つかりません。
- [対策]
-
aa....aaが存在するかどうか確認してください。
存在しない場合は,J2EEサーバのセットアップ後,または次のプロパティ変更後に,インプロセストランザクションサービスを利用する設定でJ2EEサーバを起動したことがあるかどうか確認してください。
-
ejbserver.distributedtx.ots.status.directory1
-
ejbserver.distributedtx.ots.status.directory2
-
-
KFCB40128-E
The status file is invalid. info1=aa....aa info2=bb....bb
aa....aa:保守情報1
bb....bb:保守情報2
- [要因]
-
ステータスファイルが不正です。
- [対策]
-
正しいステータスファイルを指定しているか,次のプロパティを確認してください。
-
ejbserver.distributedtx.ots.status.directory1
-
ejbserver.distributedtx.ots.status.directory2
プロパティが正しい場合は,J2EEサーバが停止した状態でこのオペレーションを実行しているか確認してください(このオペレーションは,J2EEサーバ停止状態でだけ有効です)。
J2EEサーバが停止状態でない場合は,cjlisttrnコマンドを実行するか,またはJ2EEサーバを停止してから,このオペレーションを再実行してください。
なお,このメッセージが出力される場合は,ステータスファイル内の情報が壊れています。トランザクションの一貫性が失われるおそれがあるため,リソースマネジャでトランザクションの状態を確認してください。以後,J2EEサーバの再起動,またはcjstartrecoverコマンドの発行に成功すると,壊れたステータスファイルを破棄し,新規ステータスファイルが作成されます。
-
-
KFCB40129-E
Could not read a transaction information. info1=aa....aa info2=bb....bb info3=cc....cc
aa....aa:保守情報1
bb....bb:保守情報2
cc....cc:保守情報3
- [要因]
-
ステータスファイルから特定のトランザクション情報を読み出せません。
- [対策]
-
J2EEサーバ停止状態でこのオペレーションを実行しているかどうか確認してください(このオペレーションは,J2EEサーバ停止状態でだけ有効です)。J2EEサーバ停止状態でない場合は,cjlisttrnコマンドを実行するか,またはJ2EEサーバを停止してから,このオペレーションを再実行してください。
なお,このメッセージが出力される場合は,ステータスファイル内のトランザクション情報が壊れています。トランザクションの一貫性が失われるおそれがあるため,リソースマネジャでトランザクションの状態を確認してください。以後,J2EEサーバの再起動,またはcjstartrecoverコマンドの発行に成功すると,ステータスファイルから壊れたトランザクション情報が破棄されます。
-
KFCB40130-E
Usage: cjcommittrn [servername] [-nameserver providerURL] -gid globalTransactionId
- [内容]または[意味]
-
cjcommittrnコマンドの使用方法です。
- [対策]
-
コマンドの引数に指定したオプションおよび値を確認して,再度コマンドを実行してください。
-
KFCB40131-E
The specified global transaction ID could not be found. (global transaction ID = aa....aa)
aa....aa:グローバルトランザクションID
- [要因]
-
指定したグローバルトランザクションIDが存在しません。
- [対策]
-
-
実行したコマンドがcjcommittrnコマンドまたはcjrollbacktrnコマンドの場合
Prepared状態で滞留しているトランザクションのグローバルトランザクションIDを指定してください。
-
実行したコマンドがcjforgettrnコマンドの場合
HeuristicCommit,HeuristicRollback,HeuristicMixed,HeuristicHazardのどれかの状態で滞留しているトランザクションのグローバルトランザクションIDを指定してください。
-
-
KFCB40132-E
The status of the specified transaction is not "Prepared". (status = aa....aa)
aa....aa:トランザクションの状態
- [要因]
-
指定したグローバルトランザクションIDのトランザクションの状態aa....aaがPrepared以外です。
- [対策]
-
Prepared状態で滞留しているトランザクションのグローバルトランザクションIDを指定してください。
-
KFCB40133-E
Usage: cjrollbacktrn [servername] [-nameserver providerURL] -gid globalTransactionId
- [内容]または[意味]
-
cjrollbacktrnコマンドの使用方法です。
- [対策]
-
コマンドの引数に指定したオプションおよび値を確認して,再度コマンドを実行してください。
-
KFCB40134-E
Usage: cjforgettrn [servername] [-nameserver providerURL] -gid globalTransactionId
- [内容]または[意味]
-
cjforgettrnコマンドの使用方法です。
- [対策]
-
コマンドの引数に指定したオプションおよび値を確認して,再度コマンドを実行してください。
-
KFCB40135-E
The status of the specified transaction is not "Heuristic". (status = aa....aa)
aa....aa:トランザクションの状態
- [要因]
-
指定したグローバルトランザクションIDのトランザクションの状態aa....aaがHeuristicCommit,HeuristicRollback,HeuristicMixed,HeuristicHazardのどれでもありません。
- [対策]
-
HeuristicCommit,HeuristicRollback,HeuristicMixed,HeuristicHazardのどれかの状態で滞留しているトランザクションの,グローバルトランザクションIDを指定してください。
-
KFCB40136-W
A global transaction is taking too long to complete. (status = aa....aa, global transaction ID = bb....bb, info = cc....cc)
aa....aa:決着処理に時間が掛かっているトランザクションのステータス
bb....bb:決着処理に時間が掛かっているトランザクションのアプリケーションサーバのグローバルトランザクションID
cc....cc:保守情報
- [要因]
-
グローバルトランザクションの決着処理に時間が掛かっています。
OpenTP1から伝播したトランザクションの状態が,Prepared状態またはヒューリスティック決着状態(HeuristicHazard,HeuristicMixed,HeuristicRollback,HeuriticCommit)に遷移してから30秒以上経過すると,このメッセージを出力します。
bb....bbで出力されたトランザクションがアプリケーションサーバ内に残るおそれがあります。
- [対策]
-
トランザクションの状態aa....aaに応じて対処してください。
-
aa....aaがPreparedの場合
OpenTP1のトランザクションの状態を確認し,状態に応じてアプリケーションサーバのコマンドを使用してトランザクションを決着してください。
手順を次に示します。
-
アプリケーションサーバのcjlisttrnコマンドを実行し,アプリケーションサーバに関連づいたOpenTP1のトランザクショングローバル識別子を確認します。このとき-gidオプションにbb....bbで出力されたグローバルトランザクションIDを指定します。
bb....bbの値がd13800010000000000000000000000fefb58e6480000000000000001の場合のコマンド実施例を次に示します。
> cjlisttrn MyServer -gid d13800010000000000000000000000fefb58e6480000000000000001 -tp1 [Global transaction information] Status GlobalTransactionId ElapsedTime BranchType TP1TRNGID TP1TRNBID ----------------- -------------------------------------------------------- ----------- ---------- ---------------- ---------------- Prepared d13800010000000000000000000000fefb58e6480000000000000001 30 Sub cab9TP1S0000074f @@@@TP1S0000074f total count:1
-
1.で表示されたトランザクショングローバル識別子を持つトランザクションの状態をOpenTP1のtrnlsコマンドで確認します。OpenTP1でのコマンド実行例を次に示します。
> trnls -T cab9TP1S0000074f
-
OpenTP1のトランザクションの状態によってトランザクションの決着方法が異なります。
-
OpenTP1のトランザクション情報が出力されない場合
OpenTP1のコマンド実施結果を次に示します。
> trnls -T cab9TP1S0000074f TRNGID TRNBID 状態 PID サーバ
アプリケーションサーバのトランザクションをcjrollbacktrnコマンドを使用しロールバックで決着します。
アプリケーションサーバのコマンド実行例を次に示します。
> cjrollbacktrn MyServer -gid d13800010000000000000000000000fefb58e6480000000000000001
-
OpenTP1のトランザクションの状態がHEURISTIC_FORGETTINGの場合
OpenTP1のコマンド実行結果を次に示します。
> trnls -T cab9TP1S0000074f TRNGID TRNBID 状態 PID サーバ cab9TP1S0000074f TP1STP1S0000074f HEURISTIC_FORGETTING(u,n) 30446 TP1S
アプリケーションサーバのトランザクションをcjcommittrnコマンドを使用しコミットで決着します。
アプリケーションサーバのコマンド実行例を次に示します。
> cjcommittrn MyServer -gid d13800010000000000000000000000fefb58e6480000000000000001
-
OpenTP1のトランザクションの状態がHEURISTIC_COMMITまたはHEURISTIC_ROLLBACK状態の場合
トランザクションの状態がHEURISTIC_COMMITの場合のOpenTP1のコマンド実行結果を次に示します。
> trnls -T cab9TP1S0000074f TRNGID TRNBID 状態 PID サーバ cab9TP1S0000074f TP1STP1S0000074f HEURISTIC_COMMIT(u,n) 30446 TP1S
OpenTP1に関連づいたリソースマネジャが,コミット決着またはロールバック決着したかを確認してください。リソースマネジャのトランザクションの決着種別に応じて,アプリケーションサーバが管理するトランザクションをcjcommittrnコマンドまたはcjrollbacktrnコマンドで決着してください。
トランザクションをコミットする場合のアプリケーションサーバのコマンド実行例を次に示します。
> cjcommittrn MyServer -gid d13800010000000000000000000000fefb58e6480000000000000001
OpenTP1のトランザクションの復旧はOpenTP1の運用に従ってください。
-
OpenTP1のトランザクションの状態が上記以外の場合
OpenTP1はトランザクションを決着処理中です。
しばらく時間をおき,トランザクションの状態ごとの上記の手順に従って,必要に応じてトランザクションを決着してください。
-
-
aa....aaがHeuristicHazard,HeuristicMixed,HeuristicRollback,HeuriticCommitの場合
アプリケーションサーバに関連づいたリソースの一貫性が保たれていないおそれがあります。次の手順に従って,アプリケーションサーバに関連づいたリソースの状態を確認し,トランザクションを強制終了してください。
-
アプリケーションサーバに関連づいたリソースで,bb....bbに出力されたグローバルトランザクションIDを持つトランザクションが,コミット決着またはロールバック決着したかを確認してください。また,トランザクションの一貫性が保たれていない場合は修復してください。
-
cjforgettrnコマンドでアプリケーションサーバのトランザクションを強制終了してください。
bb....bbの値がd13800010000000000000000000000fefb58e6480000000000000001の場合のコマンド実行例を次に示します。
> cjforgettrn MyServer -gid d13800010000000000000000000000fefb58e6480000000000000001
-
-
KFCB40137-E
Completion of a global transaction failed. (status = aa....aa)
aa....aa:トランザクションの状態
- [要因]
-
グローバルトランザクションの決着に失敗しました。
- [対策]
-
次のどれかで問題が発生しています。問題の発生個所を調査し,問題を取り除いてください。
-
リソースマネジャ
-
リソースマネジャへの通信経路
-
ほかのJ2EEサーバ
-
ほかのJ2EEサーバへの通信経路
-
-
KFCB40138-E
A transaction branch has decided to complete heuristically. (status = aa....aa)
aa....aa:ヒューリスティック決着時のトランザクションの状態
- [要因]
-
グローバルトランザクションがヒューリスティック決着されました。
-
aa....aaがHeuristicHazardの場合
各リソースマネジャのトランザクションが一貫性を保って決着したことが確認できませんでした。トランザクションの一貫性が失われているおそれがあります。
-
aa....aaがHeuristicCommitの場合
このトランザクションブランチの参加リソースすべてがヒューリスティック決着によってコミットしました。
-
aa....aaがHeuristicRollbackの場合
このトランザクションブランチの参加リソースすべてがヒューリスティック決着によってロールバックしました。
-
aa....aaがHeuristicMixedの場合
一部のリソースマネジャのトランザクションがコミットし,ほかのリソースマネジャのトランザクションがロールバックしました。トランザクションの一貫性は失われました。
-
- [対策]
-
アプリケーションサーバに関連づいたリソースの一貫性が保たれていないおそれがあります。次の手順に従ってアプリケーションサーバに関連づいたリソースの状態を確認し,トランザクションを強制終了してください。
-
アプリケーションサーバに関連づいたリソースで,指定したグローバルトランザクションIDを持つトランザクションが,コミット決着またはロールバック決着したかを確認してください。また,トランザクションの一貫性が保たれていない場合は修復してください。
-
cjforgettrnコマンドでアプリケーションサーバのトランザクションを強制終了してください。
-
-
KFCB40139-W
The scanning of incomplete resource transactions failed, or you do not have the proper permissions to perform a scan of incomplete transactions. (resource name = aa....aa, info = bb....bb)
aa....aa:リソースアダプタ名
bb....bb:保守情報
- [要因]
-
リソースへの未決着トランザクションの走査に失敗したか,または未決着トランザクションの走査を実行するための適切な権限がありません。
対象となるリソースに接続できていないおそれがあります。
- [対策]
-
未決着トランザクションの走査が完了すると,該当するリソースについてKFCB40140-Iメッセージが出力されます。KFCB40140-Iメッセージが出力された場合,対処は不要です。
該当するリソースについてKFCB40140-Iメッセージが出力されていない場合は,リソースに接続できていないおそれがあります。
次の内容を確認して,問題がある場合は対処してください。
-
リソースアダプタおよびリソースマネジャの設定内容が正しいか。
-
リソースマネジャが起動しているか。
-
ネットワーク障害が発生していないか。
-
-
KFCB40140-I
The scanning of incomplete resource transactions completed. (resource name = aa....aa, info = bb....bb)
aa....aa:リソースアダプタ名
bb....bb:保守情報
- [要因]
-
リソースへの未決着トランザクションの走査が完了しました。