4.2 XML暗号アプリケーションを開発する
この節では,XML Security - Coreを使用してXML暗号アプリケーションを開発するときの流れを説明します。XML暗号アプリケーションの機能は,データの暗号化とデータの復号化との二つに大別できます。XML Security - Coreで暗号化または復号化できるデータの種類を次に示します。
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XMLデータの要素またはコンテンツ
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バイナリデータ
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鍵データ
この節では,暗号化機能と復号化機能の開発の流れを,データの種類ごとに説明します。また,XML Security - Coreを使用すると,鍵合意によって共通鍵を作成できます。この節では,共通鍵を作成する機能の開発の流れについても説明します。
なお,この節で説明するコーディング例は,次に格納されているサンプルプログラムに記載されています。必要に応じて参照してください。