付録C.4 HAモニタの設定
HTTP Serverと,必要であれば関連プログラムをHAモニタに設定します。ここで説明していない内容および詳細説明については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。
HTTP ServerのHAモニタへの設定手順を次に示します。
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HAモニタの環境設定をします。
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必要に応じて,HTTP Serverを監視するためのスクリプト,開始スクリプトおよび停止スクリプトを作成し,各系に配布します。
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HTTP Serverに対応した,HAモニタの環境設定をします。
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HAモニタを起動し,HAモニタのコマンドでHTTP Serverを起動します。
(1) 起動および停止スクリプトの作成
HAモニタがHTTP Serverを起動および停止するためには,起動および停止スクリプトを作成し登録する必要があります。
(a) 開始スクリプト例
#!/bin/sh /opt/hitachi/httpsd/sbin/httpsdctl start
(b) 停止スクリプト例
#!/bin/sh /opt/hitachi/httpsd/sbin/httpsdctl stop
(2) HTTP Serverに対応したHAモニタの環境設定
HAモニタ環境設定用ディレクトリ下にある,serversというファイルにサーバ対応の環境を設定します。ここで,開始スクリプト,停止スクリプトおよび監視コマンドについて設定します。
(a) 環境設定例
サーバ対応の環境設定例を次に示します。各オペランド,設定の詳細については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。
/* サーバ対応環境設定例 (現用系の例) */ server name /home/work/hws-start.sh, /* 開始スクリプト */ alias HWS, acttype monitor, termcommand /home/work/hws-stop.sh, /* 停止スクリプト */ switchtype switch, initial online, /* 現用系の設定 */ patrolcommand /home/work/httpsd_monitor, /* 監視コマンド */ servexec_retry 2, waitserv_exec yes;
(3) 注意事項
系切り替えが発生した場合,通常のHTTP接続,SSLを使用した接続はすべて切断され,予備系には引き継がれません。クライアントは,再接続してください。