4.2.8 I/Oフィルタトレースの採取
I/Oフィルタトレースとは,モジュールが実装している入出力フィルタ関数の実行時に採取されるトレースのことです。
HWSRequestLogディレクティブが指定されていた場合,かつHWSRequestLogTypeディレクティブでfilterが指定された場合に有効となります。モジュール内のフィルタで発生した障害を切り分ける場合などに有用です。ただし,出力量が多いため,デバッグ目的以外では使用しないでください。
- 〈この項の構成〉
(1) トレースフォーマット
I/Oフィルタトレースの出力項目は次のとおりです。
なお,以降の記述で「サーバプロセスID」となっている部分はUNIX版でprefork MPMを使用している場合のフォーマットであり,UNIX版のworker MPMでは「サーバプロセスID:サーバスレッドID」,Windows版の場合「サーバスレッドID」です。
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入力フィルタコール時
[時刻]△(サーバプロセスID)△hws△:△in-filter※△-->△(フィルタ名称[フィルタタイプ番号])
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入力フィルタリターン時
[時刻]△(サーバプロセスID)△hws△:△in-filter※△<--△(フィルタ名称[フィルタタイプ番号])(戻り値)
- (凡例)
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△:空白
注※ 出力フィルタの場合は,「out-filter」になります。
- (出力例)
[Tue Nov 21 15:18:40 2006] (1716) hws : in-filter --> (core_in[60]) [Tue Nov 21 15:18:40 2006] (1716) hws : in-filter <-- (core_in[60])(0)