cjlistjob(バッチアプリケーション情報の一覧表示)
形式
- スケジューリング機能を使用しない場合
cjlistjob <サーバ名称>
- スケジューリング機能を使用する場合
cjlistjob {[ [<スケジュールグループ名>]...]|[-all] }
機能
- スケジューリング機能を使用しない場合
-
指定したサーバ名称のバッチサーバで実行中のバッチアプリケーションの情報を標準出力に出力します。
出力するバッチアプリケーションの情報を次に示します。
-
バッチアプリケーションの状態
-
バッチアプリケーション名
-
PRFのルートAP情報
-
cjexecjobコマンドの実行時刻
-
- スケジューリング機能を使用する場合
-
指定したスケジュールグループで実行中のバッチアプリケーションの情報を標準出力に1行で出力します。
出力するバッチアプリケーションの情報を次に示します。
-
スケジュールグループ名
-
バッチアプリケーションの状態
-
バッチアプリケーション名
-
PRFのルートAP情報
-
cjexecjobコマンドの実行時刻
-
バッチアプリケーションの待機開始,実行開始,または強制停止受付時刻
-
ジョブID
-
バッチアプリケーションを実行しているサーバ名
-
cjlistjobコマンドのオプションは,usrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)で指定できます。usrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)が格納されているディレクトリは,次の順で検索されます。
-
環境変数(CJBATCHUSRCONFDIR)に指定したディレクトリ※
-
cjlistjobコマンドを実行したディレクトリ
注※ 環境変数(CJBATCHUSRCONFDIR)にはディレクトリを絶対パスで指定してください。
引数
- <サーバ名称>
-
情報を取得したいバッチアプリケーションを実行しているバッチサーバの名称を指定します。
サーバ名称は,バッチサーバのセットアップ時に指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定してください。
- <スケジュールグループ名>
-
情報を取得したいバッチアプリケーションを実行しているスケジュールグループの名称を指定します。複数のスケジュールグループをコンマ(,)区切りで指定できます。
なお,スケジュールグループ名の指定は省略できます。スケジュールグループ名の指定を省略した場合は,このコマンドのusrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)内にあるbatch.schedule.group.nameが使用されます。フォルト値は"JOBGROUP"です。
- -all
-
同一マシン内のバッチサーバが使用しているすべてのスケジュールグループのバッチアプリケーション情報を表示する場合に指定します。
入力例
- スケジューリング機能を使用しない場合
cjlistjob MyBacthServer
- スケジューリング機能を使用する場合
cjlistjob JOBGROUP
戻り値
- 0:
-
バッチアプリケーション情報の一覧を表示しました。
- 1:
-
バッチアプリケーション情報の一覧の表示に失敗しました。
出力形式
スケジューリング機能を使用しない場合
<バッチアプリケーションの状態>△<バッチアプリケーション名>△<PRFのルートAP情報>△<cjexecjobコマンドの実行時刻>
スケジューリング機能を使用する場合
<スケジュールグループ名>△<バッチアプリケーションの状態>△<バッチアプリケーション名>△<PRFのルートAP情報>△<cjexecjobコマンドの実行時刻>△<バッチアプリケーション待機開始,実行時間,または強制停止受付時間>△<ジョブID>△<ジョブを実行しているバッチサーバ名>
(凡例) △:半角スペース
次に出力項目について説明します。
- <スケジュールグループ名>
-
バッチアプリケーションの実行リクエストが振り分けられるスケジュールグループの名称を表示します。
- <バッチアプリケーションの状態>
-
バッチアプリケーションの次の状態を表示します。
-
バッチアプリケーション実行中:running
-
バッチアプリケーション待機中:waiting
-
バッチアプリケーション強制停止中:forceStopping
-
- <バッチアプリケーション名>
-
cjexecjobコマンドで指定したJavaアプリケーションのクラス名を表示します。
- <PRFのルートAP情報>
-
PRFのルートアプリケーションの通信番号を,先頭けたが0xである16けたの16進数で表示します。
- <cjexecjobコマンドの実行時刻>
-
cjexecjobコマンドを実行した時刻を次の形式で表示します。
yyyy/mm/dd△hh:mm:ss.ssssss
(凡例) △:半角スペース yyyy/mm/dd△hh:mm:ss.ssssss:西暦年/月/日 時間/分/秒
- <バッチアプリケーションの待機開始,実行開始,または強制停止受付時刻>
-
スケジューリング機能を使用する場合に出力されます。
バッチアプリケーションの状態別に,バッチアプリケーションの開始時刻,待機時刻,または強制停止受付時刻を次の形式で表示します。
yyyy/mm/dd△hh:mm:ss.ssssss
(凡例) △:半角スペース yyyy/mm/dd△hh:mm:ss.ssssss:西暦年/月/日 時間/分/秒
バッチアプリケーションの状態と表示される時刻の対応を次の表に示します。
表3‒4 バッチアプリケーションの状態と表示される時刻 バッチアプリケーションの状態
表示される時刻
説明
waiting
待機開始時刻
バッチアプリケーションがスケジュールキューに入った時刻
running
実行開始時刻
バッチアプリケーションがスケジュールキューから出た時刻
forceStopping
強制停止受付時刻
スケジュールキューのバッチアプリケーションに強制停止予約をした時刻
- <ジョブID>
-
バッチアプリケーションのジョブIDを表示します。
- <ジョブを実行しているバッチサーバ名>
-
スケジューリング機能を使用する場合に出力されます。
バッチアプリケーションを実行しているバッチサーバ名を表示します。バッチアプリケーションが待機中の場合は,「-」を表示します。
出力例
指定したサーバ名称のバッチサーバの情報
running△com.hitachi.mypackage.batchApp1△0x0000000000123456△2008/04/14△17:27:35.689012
指定したスケジュールグループの情報
JOBGROUP△running△com.hitachi.mypackage.batchApp1△0x0000000000123456△2008/04/14△17:27:35.689012△2008/04/14△17:27:37.182777△HOGE△MybatchServer1 JOBGROUP△running△com.hitachi.mypackage.batchApp2△0x0000000002345678△2008/04/14△17:45:20.123456△2008/04/14△19:21:56.271354△102△MybatchServer2 JOBGROUP△running△com.hitachi.mypackage.batchApp3△0x0000000034567890△2008/04/14△18:15:54.397890△2008/04/14△19:00:00.123447△#5HL390_G3CV7△MybatchServer3 JOBGROUP△waiting△com.hitachi.mypackage.batchApp4△0x0000000045678901△2008/04/14△18:30:24.125444△2008/04/14△18:30:25.006220△112345△-
(凡例) △:半角スペース
注意事項
-
UNIXの場合,バッチサーバを起動したComponent Container管理者またはスーパーユーザがコマンドを実行できます。
Windowsの場合,管理者特権でコマンドを実行してください。
-
バッチアプリケーションがない場合,情報は何も出力されないでコマンドが正常終了します。
-
スケジューリング機能を使用する場合,バッチアプリケーション情報の一覧表示のタイムアウト設定をusrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)で指定できます。スケジューリング機能を使用する場合の設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「4. バッチアプリケーションのスケジューリング」を参照してください。
-
スケジューリング機能を使用する場合,cjlistjobコマンドとバッチサーバ間の通信タイムアウトの設定をusrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)で指定できます。デフォルト値は0で,無限待ちとなります。