5.3.1 リソースアダプタの設定
バッチサーバでは,リソースとして,データベースが利用できます。使用できるリソースについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「2.7.1 接続できるデータベース」を参照してください。バッチアプリケーションからデータベースに接続するには,リソースアダプタを使用します。
リソースの設定では,バッチサーバからリソースに接続するために必要な設定をします。運用管理ドメイン内の論理J2EEサーバへのリソースアダプタのインポート,インポートしたリソースアダプタのプロパティの設定や接続テストなどをします。
なお,V7互換モードを選択した場合のリソースの設定手順については,「付録E.1 リソースの設定(V7互換モードの場合)」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 設定手順
運用管理ポータルの「論理サーバのアプリケーション管理」で,運用管理ドメイン内の論理J2EEサーバからリソースに接続するために必要なリソースアダプタを設定する手順を次に示します。リソースの設定は,バッチサーバが起動している状態で実施します。バッチサーバおよびその前提プロセスを起動してからリソースの設定を開始してください。論理サーバの起動手順については,「6.1.2(1) 論理サーバの起動」を参照してください。
- 参考
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すでに動いているリソースアダプタをエクスポートして,増設したバッチサーバにインポートして使用するような場合などは,リソースアダプタをエクスポート,インポートすることで,効率良くリソースアダプタを設定できます。
エクスポートはサーバ管理コマンド(cjexportrar)で実行します。インポートは運用管理ポータルまたはサーバ管理コマンド(cjimportres)で実行します。なお,アプリケーションサーバのバージョンやプラットフォームが異なるホスト間では,リソースアダプタをエクスポート・インポートして使用することはできません。リソースアダプタをエクスポートするホストと,アプリケーションサーバのバージョンやプラットフォームが異なるホストでリソースアダプタを設定する場合は,リソースアダプタを新規に設定してください。
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運用管理ポータルにログインし,[運用管理ポータル]画面で「論理サーバのアプリケーション管理」をクリックします。
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リソースアダプタをインポートします。
[リソースアダプタのインポート]画面で,利用するリソースアダプタのRARファイルを設定します。インポート時にリソースアダプタのプロパティ(属性)を設定したい場合は,Connector属性ファイルも設定します。
DB Connectorを使用してデータベースに接続する場合は,「DB Connector」を選択して,プルダウンメニューからインポートするRARファイルを選択します。使用できるRARファイルの種類については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「2.7.3 DB Connector(RARファイル)の種類」を参照してください。
- 参考
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同一のリソースアダプタは,同一のJ2EEサーバにインポートできません。
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リソースアダプタのプロパティを設定します。
[リソースアダプタのプロパティ設定]画面で,リソースアダプタの基本情報,コンフィグレーションプロパティ,実行時プロパティなどを設定します。次に示すDB Connectorを利用する場合に基本情報を設定するときは[リソースアダプタの基本設定]画面で,基本情報以外を設定する場合やそのほかのリソースアダプタを利用する場合は[リソースアダプタのConnector属性ファイル編集]画面で設定します。
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DBConnector_Oracle_CP.rar
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DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar
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DBConnector_SQLServer_CP.rar
Connector属性ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1 Connector属性ファイル」を参照してください。
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必要に応じて,リソースアダプタの接続テストを実施します。
[リソースアダプタの開始/停止]画面で,接続テストを実施するリソースアダプタの[接続テスト]アンカーをクリックします。リソースアダプタに接続できるかどうかが確認できます。