4.3.2 リソースアダプタのプロパティ定義(Connector 1.0の場合)
Connector 1.0の仕様に準拠するリソースアダプタのプロパティを定義します。リソースアダプタのプロパティ定義は,J2EEリソースアダプタをデプロイしたあとでも実行できます。なお,設定済みのリソースアダプタのプロパティを変更する場合は,該当するリソースアダプタを停止した状態で実行してください。
プロパティの設定手順の概要については,「3.5 属性ファイルによるプロパティの設定」を参照してください。次にリソースアダプタのプロパティ定義について説明します。
(1) 編集する属性ファイル
Connector属性ファイル
(2) 編集する属性ファイルの取得と属性の設定
-
属性ファイルの取得
次に示すコマンドを実行して,リソースアダプタのConnector属性ファイルを取得します。
- 実行形式
cjgetresprop [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -type rar -resname <リソースアダプタの表示名> -c <Connector属性ファイルパス>
- 実行例
cjgetresprop MyServer -type rar -resname Rar1 -c AccountProp.xml
-
属性の設定
次に示すコマンドを実行して,Connector属性ファイルの値を反映します。
- 実行形式
cjsetresprop [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -type rar -resname <リソースアダプタ表示名> -c <Connector属性ファイルパス>
- 実行例
cjsetresprop MyServer -type rar -resname Rar1 -c AccountProp.xml
- 注意事項
-
リソースアダプタをデプロイしたあとでプロパティを定義する場合は,cjgetrarpropコマンドとcjsetrarpropコマンドを使用してください。cjgetrarpropコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjgetrarprop(RARファイルの属性の取得)」を参照してください。cjsetrarpropコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjsetrarprop(RAR属性設定)」を参照してください。
(3) 編集する属性設定項目
リソースアダプタのプロパティ設定項目を次に示します。
-
リソースアダプタの一般情報
-
コンフィグレーションプロパティ
-
実行時プロパティ
-
別名情報
(a) リソースアダプタの一般情報
リソースアダプタの一般情報(<outbound-resourceadapter>タグ)の設定項目を次に示します。
項目 |
必須 |
対応するタグ |
---|---|---|
トランザクションサポートのレベル |
○ |
<transaction-support> |
再認証のサポート有無 |
○ |
<reauthentication-support> |
プロパティの設定項目については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1.1 Connector属性ファイルの指定内容」を参照してください。
(b) コンフィグレーションプロパティ
リソースアダプタのコンフィグレーションプロパティ(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <config-property>タグ)の設定項目を次に示します。
項目 |
対応するタグ |
---|---|
コンフィグレーションプロパティ名 |
<config-property-name> |
コンフィグレーションプロパティのデータ型 |
<config-property-type> |
コンフィグレーションプロパティの値 |
<config-property-value> |
定義するコンフィグレーションプロパティの数だけ上記の設定を繰り返してください。
定義するコンフィグレーションプロパティ名(<config-property-name>)については,「4.2.2 DB Connectorのプロパティ定義」を参照してください。
(c) 実行時プロパティ
リソースアダプタの実行時プロパティ(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <connector-runtime>タグ)の設定項目を次に示します。
項目 |
対応するタグ |
---|---|
プロパティ名 |
<property-name> |
プロパティのデータ型 |
<property-type> |
プロパティの値 |
<property-value> |
定義するプロパティの数だけ,上記の設定を繰り返してください。
定義する実行時プロパティ名(<property-name>)およびコネクションプールの動作と注意事項については,「4.2.2 DB Connectorのプロパティ定義」を参照してください。
(d) 別名情報
リソースアダプタの別名情報(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <connector-runtime> - <resource-external-property>タグ)の設定項目を次に示します。
項目 |
必須 |
対応するタグ |
---|---|---|
リソースの別名 |
○ |
<optional-name> |
リソース認証方式 |
△ |
<res-auth> |
リソース共有の有無 |
△ |
<res-sharing-scope> |
プロパティの設定項目については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1.1 Connector属性ファイルの指定内容」を参照してください。
リソースアダプタの別名の使用法については,「4.7 JNDI名前空間に登録されるリソースアダプタ名の参照と変更」を参照してください。