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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


12.3.2 persistence-unit-metadata以下の要素

〈この項の構成〉

(1) <persistence-unit-metadata>

PersistenceUnit全体に関する定義を指定します。

(2) <xml-mapping-metadata-complete>

xml-mapping-metadata-complete要素を指定すると,永続化ユニットのマッピングメタデータは抑止され,クラスで指定したアノテーションは無視されます。

xml-mapping-metadata-complete要素が指定され,XML要素が省略されると,デフォルト値が有効になります。

注意事項

アノテーションが指定されている場合,この要素を指定することによって,KDJE55532-Wのメッセージが出力されることがあります。

(3) <persistence-unit-defaults>

永続化ユニットのデフォルト値を指定します。

(4) <schema>

schema要素は,永続化ユニット内のすべてのEntityクラス,テーブルジェネレータ,および結合表に適用されます。

schema要素は,次の要素や属性によって上書きされます。

(5) <catalog>

catalog要素は,永続化ユニット内のすべてのEntityクラス,テーブルジェネレータ,結合表に適用されます。

catalog要素は,次の要素や属性によって上書きされます。

注意事項

CJPAプロバイダでサポートしているOracleとHiRDBではcatalogは存在しません。そのため,catalogを指定できません。指定した場合,アプリケーション実行時に例外が発生します。

(6) <access>

access要素は,永続化ユニット内のすべての管理されたクラスで適用されます。

access要素は,次のアノテーションや要素や属性によって上書きされます。

注意事項

指定値には,PROPERTYまたはFIELDを指定します。エンティティクラスのフィールドに対するアクセス方法の指定については,「8.12.3 エンティティクラスのフィールドに対するアクセス方法の指定」を参照してください。

(7) <cascade-persist>

cascade-persist要素は,永続化ユニット内のすべてのリレーションシップで適用されます。

cascade-persist要素の指定は,アノテーションかO/Rマッピングファイルで指定された値に加えてすべてのリレーションシップにカスケード永続化オプションを追加します。

注意事項

cascade-persist要素を指定すると,上書きや無効化することができません。

(8) <entity-listeners>

entity-listeners要素は,永続化ユニットのデフォルトエンティティリスナを定義します。

機能および属性の詳細については,「8.22 javax.persistenceパッケージに含まれるアノテーションのサポート範囲」を参照してください。