9.4.3 Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルの設定
Managementイベントを発行したいメッセージのメッセージIDは,Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルに記述します。Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.12 Managementイベント発行用メッセージIDリストファイル」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) ファイルの指定内容
Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルに,Managementイベントを発行したいメッセージのメッセージIDを記述してください。
なお,Managementイベントを発行できるのは,J2EEサーバ,およびバッチサーバが稼働中に出力するメッセージです。起動処理中,停止処理中のメッセージおよびユーザログは,Managementイベント発行の対象外です。
Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルの設定を省略すると,デフォルトのメッセージIDでManagementイベントを発行します。デフォルトの設定のままで利用する場合には,Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルは設定不要です。デフォルトのメッセージIDについては,Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルの説明を参照してください。Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.12 Managementイベント発行用メッセージIDリストファイル」を参照してください。
(2) ファイルの格納場所
Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルのサンプルは,次の場所に格納されています。サンプルのファイルをコピーして,リストファイルを作成してください。
-
Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\mevent.midlist.conf
-
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/templates/mevent.midlist.conf
作成したリストファイルのパスは,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,manager.mevent.message_id.listパラメタでリストファイルのパスを指定してください。
(3) ファイルの作成例
Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルの作成例を次に示します。
# Monitoring of resources # : Status of memory(Java Heap) KDJE34500-W # : Number of file descriptors KDJE34520-W # : Number of threads KDJE34540-W # : Number of thread dump files -KDJE34580-W KDJE34581-E # : Number of HTTP requests in queue -KDJE34621-W # : Number of HTTP sessions KDJE34640-W # : Status of connection pool -KDJE34660-W KDJE34661-W # Monitoring of execution time of user program KDJE52702-W KDJE52703-W KDJE52705-W KDJE52713-E
メッセージIDの前に「+」を記述した場合,そのメッセージはManagementイベントを発行します。「-」を記述した場合,そのメッセージはManagementイベントを発行しません。「+」または「-」を省略した場合,そのメッセージはManagementイベントを発行します。