8.2.12 Managementイベント発行用メッセージIDリストファイル
(1) 形式
次の形式で指定します。
[<インジケータ>]<メッセージID>
-
1行に一つのメッセージIDを記述します。
-
インジケータにシャープ(#)を指定した場合,その行はコメントとみなされます。
-
インジケータにプラス(+)を指定,またはインジケータを省略した場合,該当メッセージIDをManagementイベントとして通知します。
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インジケータにハイフン(-)を指定した場合,該当メッセージIDをManagementイベントとして通知しません。デフォルトのManagementイベント発行用メッセージIDリストに記載されたメッセージIDをManagementイベントとして通知しない場合に使用します。
-
行頭行末の空白文字や空行は無視されます。
-
同一のメッセージIDを複数指定した場合,後方に記述されたメッセージIDが有効になります。
-
メッセージIDがプラス(+)またはハイフン(-)で始まる場合,インジケータは必ず指定してください。
(2) ファイルの格納先
格納先およびファイル名称は任意です。ファイル名には次の文字が使用できます。
英数字,ピリオド(.),円符号(\),コロン(:),プラス(+),またはハイフン(-)
(3) 機能
Managementイベントとして通知するメッセージIDを定義します。
(4) デフォルト
Managementイベントとして通知するメッセージIDのデフォルトを次に示します。
機能 |
監視対象 |
メッセージID |
---|---|---|
リソース枯渇監視 |
メモリ使用状況 |
KDJE34500-W |
ファイルディスクリプタ数 |
KDJE34520-W |
|
スレッド数 |
KDJE34540-W |
|
スレッドダンプファイル数 |
KDJE34580-W KDJE34581-E |
|
HTTPリクエスト実行待ちキュー(Webアプリケーション単位およびデフォルトの実行待ちキュー) |
KDJE34621-W |
|
HTTPセッション数 |
KDJE34640-W |
|
コネクションプールの使用状況 |
KDJE34660-W KDJE34661-W |
|
J2EEアプリケーション実行時間監視 |
J2EEアプリケーション実行時間 |
KDJE52702-W KDJE52703-W KDJE52705-W KDJE52713-E |
コネクション障害検知 |
コネクション障害検知のタイムアウト |
KDJE48602-W |
コネクション管理スレッド |
KDJE48603-W |
|
FullGC回数の監視 |
FullGC回数 |
KDJE53850-W |
URLグループ単位の実行待ちリクエスト数の監視 |
URLグループ単位の実行待ちリクエスト数の上限しきい値 |
KDJE53860-W |
URLグループ単位の実行待ちリクエスト数の下限しきい値 |
KDJE53861-I |
|
クラスタコネクションプール(互換機能) |
コネクションプールの状態 |
KDJE49650-I KDJE49653-I KDJE49655-E KDJE49657-E KDJE49660-I KDJE49663-E KDJE49664-E KDJE49669-E |
コネクション管理スレッド |
KDJE49671-I |
|
Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数の監視 |
Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数 |
KDJE53862-W KDJE53863-I KDJE53864-W KDJE53865-I KDJE53866-W KDJE53867-I KDJE53868-W KDJE53869-I |
(5) サンプル
サンプルを次に示します。
KDJE34580-WとKDJE34660-WをManagementイベントとして通知しない場合
# Monitoring of resources # : Status of memory(Java Heap) KDJE34500-W # : Number of file descriptors KDJE34520-W # : Number of threads KDJE34540-W # : Number of thread dump files -KDJE34580-W KDJE34581-E # : Number of HTTP requests in queue KDJE34621-W # : Number of HTTP sessions KDJE34640-W # : Status of connection pool -KDJE34660-W KDJE34661-W # Monitoring of execution time of user program KDJE52702-W KDJE52703-W KDJE52705-W KDJE52713-E
なお,ファイルを作成する場合は,次のManagementイベント発行用メッセージIDリストファイルの雛型を参照してください。
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Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\mevent.midlist.conf
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UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/templates/mevent.midlist.conf
(6) 注意事項
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次のメッセージIDはManagementイベントの発行対象外です。これらのメッセージIDを指定した場合,その指定は無視されます。
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KDJE90001-E
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KDJE90002-E
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KDJE90003-E
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KDJE90005-W
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KDJE90006-W
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KDJE90009-W
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指定可能なメッセージIDは,Managementイベント発行機能と連携するJ2EEサーバやバッチサーバが出力する特定のメッセージIDだけです。それ以外のシステムメッセージID,J2EEアプリケーション,またはバッチアプリケーションから出力されるメッセージIDを指定してもManagementイベントは発行されません。