7.2.2 CJMSプロバイダのアプリケーションサーバ内での位置づけ
CJMSプロバイダは,CJMSPブローカーとCJMSPリソースアダプタという二つのコンポーネントで構成されます。CJMSPブローカーは,メッセージの送信先の管理をするためのコンポーネントです。J2EEサーバとは別のプロセスとして動作します。CJMSPリソースアダプタは,J2EEサーバからCJMSPブローカーに接続するためのリソースアダプタです。
これらのコンポーネントは,アプリケーションサーバだけで使用できます。
CJMSプロバイダのアプリケーションサーバ内での位置づけについて,次の図に示します。
CJMSプロバイダを使用するJ2EEアプリケーションは,サーブレット,JSP,Enterprise Beanなどで構成されます。J2EEアプリケーションは,CJMSPリソースアダプタを経由して,CJMSPブローカーの機能を使用します。
CJMSプロバイダを使用してメッセージを送受信するプロデューサーおよびコンシューマーには,J2EEサーバ上のJ2EEアプリケーションが該当します。メッセージの送信側であるプロデューサーでは,サーブレット,JSP,Enterprise Beanなどが動作します。また,受信側であるコンシューマーでは,Message-driven Beanが動作します。送信側と受信側のJ2EEサーバが別のマシンにある場合は,両方のマシンにCJMSPリソースアダプタが必要です。