3.2.3 JavaVMのメモリチューニングを反映する
次に示す代表的な項目について,JavaVMのメモリサイズを設定する手順について説明します。
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Javaヒープ全体のメモリサイズ
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Explicitヒープのメモリサイズ
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Metaspace領域のメモリサイズ
- 参考
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説明で使用する画面については,「5. システムの構築・運用時に使用する画面,コマンドおよびファイル」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 運用管理ポータルの起動とログイン
運用管理ポータルにログイン済みの場合は「(2) Javaヒープ全体のメモリサイズの設定」,「(3) Explicitヒープのメモリサイズの設定」または「(4) Metaspace領域のメモリサイズの設定」に進みます。
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Webブラウザを起動し,「http://localhost:28080/mngsvr/index.jsp」に接続して,運用管理ポータルを起動します。
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[Management Serverへログイン]画面で管理ユーザIDに「admin」を入力して,[ログイン]ボタンをクリックします。
(2) Javaヒープ全体のメモリサイズの設定
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[運用管理ポータル]画面で[論理サーバの環境設定]をクリックします。
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[サーバビュー]タブで[DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]をクリックし,[JVM]−[起動パラメタ]タブをクリックします。
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[起動パラメタの設定]画面で[メモリ使用量]に初期サイズと最大サイズを指定します。
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[適用]ボタンをクリックします。
環境設定情報の保存を示すメッセージが表示され,Javaヒープ全体のメモリサイズが設定されます。
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[設定情報の配布]アンカーをクリックします。
- 参考
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ほかの項目を続けて設定する場合は,[戻る]アンカーをクリックすると,[起動パラメタの設定]画面へ戻れます。
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[設定情報の配布]画面で[ステータス]が「空欄」の論理サーバの[配布]をチェックしてから,[選択して配布]ボタンをクリックします。
[ステータス]が「空欄」から「配布中」,「配布済」へと遷移します。
- 参考
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[全て配布]ボタンをクリックすると,[ステータス]が「配布済」の論理サーバにも設定情報が再配布されます。
(3) Explicitヒープのメモリサイズの設定
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[運用管理ポータル]画面で[論理サーバの環境設定]をクリックします。
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[サーバビュー]タブで[DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]をクリックし,[JVM]−[起動パラメタ]タブをクリックします。
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[起動パラメタの設定]画面で[明示管理ヒープ機能]のExplicitヒープ領域の最大サイズを指定します。
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[適用]ボタンをクリックします。
環境設定情報の保存を示すメッセージが表示され,Explicitヒープのメモリサイズが設定されます。
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[設定情報の配布]アンカーをクリックします。
- 参考
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ほかの項目を続けて設定する場合は,[戻る]アンカーをクリックすると,[起動パラメタの設定]画面へ戻れます。
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[設定情報の配布]画面で[ステータス]が「空欄」の論理サーバの[配布]をチェックしてから,[選択して配布]ボタンをクリックします。
[ステータス]が「空欄」から「配布中」,「配布済」へと遷移します。
- 参考
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[全て配布]ボタンをクリックすると,[ステータス]が「配布済」の論理サーバにも設定情報が再配布されます。
(4) Metaspace領域のメモリサイズの設定
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[運用管理ポータル]画面で[論理サーバの環境設定]をクリックします。
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[サーバビュー]タブで[DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]をクリックし,[JVM]−[起動パラメタ]タブをクリックします。
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[起動パラメタの設定]画面で[拡張起動パラメタ]に次の拡張起動パラメタを設定して[有効]をチェックします。
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-XX:MetaspaceSize=<値>
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-XX:MaxMetaspaceSize=<値>
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[適用]ボタンをクリックします。
環境設定情報の保存を示すメッセージが表示され,Metaspace領域のメモリサイズが設定されます。
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[設定情報の配布]アンカーをクリックします。
- 参考
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ほかの項目を続けて設定する場合は,[戻る]アンカーをクリックすると,[起動パラメタの設定]画面へ戻れます。
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[設定情報の配布]画面で[ステータス]が「空欄」の論理サーバの[配布]をチェックしてから,[選択して配布]ボタンをクリックします。
[ステータス]が「空欄」から「配布中」,「配布済」へと遷移します。
- 参考
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[全て配布]ボタンをクリックすると,[ステータス]が「配布済」の論理サーバにも設定情報が再配布されます。
(5) 論理サーバの再起動
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[運用管理ポータル]画面で[論理サーバの起動/停止]をクリックします。
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[サーバビュー]タブで[DefaultDomain]をクリックし,[一括再起動]タブをクリックします。
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[一括再起動]画面で[実行]ボタンをクリックします。
一括再起動要求が受け付けられ,[論理サーバの稼働状況]画面の論理サーバの稼働状況が「稼働中」から「停止中」,「停止」,「起動中」,「稼働中」へと遷移します。
(6) 運用管理ポータルからのログアウト
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[ログアウト]アンカーをクリックします。
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表示されたメッセージを確認して[ログイン画面]をクリックし,Webブラウザを閉じます。